電話の相手は、なんと・・・

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こんにちは、コンラボエクスプレス
赤川です。

今日は、誰もが目にする
「偶然をチャンスに変換する考え方」
について、お伝えしてみたいと
思います。

で、この「偶然」というものについて、
忘れられない体験をしたことがあります。

実は7年ほど前に、某通信系サービスの会社の
コールセンターで、
電話による解約受付を行う業務に
携わっていたことがあります。

確か季節は春、時間帯は昼ごろだったと
思うのですが、
赤川は、いつでも対応できるようにと、
転送待ちをしていました。

そこのコールセンターのシステムは、
一次受けと呼ばれる部隊が、お客さまの
問い合わせ内容をヒアリングし、
それを専門部署に取り次ぐ
という格好になっていました。

で、一次受けの担当からいつでも
コールを受けられるように待っていると、

ある、NET回線と電話回線を契約していた
お客様から、

「電話を使わないから、それだけ解約したい」

との転送を受けました。
声の感じからして、30代くらいの男性。

一次受けの担当から聞いたことで
間違いがないか、内容を復唱しながら、

お客様情報が出ている画面をチラッと見つつ、
使っているサービスを簡単に把握して、

解約する理由などを聞きながら
別の提案が出来ないかを探っていたのですが、

改めて目の前の顧客情報をよく見た瞬間、
わが目を疑いました。

「何で、俺の名前が出てるんだよ????」

顧客情報を示す画面に、
私の名前が、なぜかそこに
表示されていたのでした。

一瞬、何が起きたのかが
分からなかったのですが、

よく見たら、
そのお客様は何と、

赤川が引っ越した後に、入れ替わりで
同じ部屋に入居された方だということが
分かったのです。

どうやら、同じ部屋で契約していた方の
履歴を確認するボタンを間違って押して
しまったために、そんな表示が出てしまった
ようなのですが、

数百万世帯の契約がある中の、
そのまた毎日問い合わせが数千件来る
という中の、

しかも、他にも受け付けで待っていた人が
何人もいたのに、

ピンポイントで、自分が過去に
住んでいた部屋の人からの連絡を
引いてしまうなんて、

確率にすれば、結構高額な宝くじに
当たるようなものだったため、
今でもそのときのことをしっかりと
覚えています。

・・・さて、

これはかなり極端な話なので、
はっきりと覚えてはいるのですが、

まず普段の生活で起きる偶然なんて、
起きていることすら分からないでしょう。

しかし、それは意識していないだけで、
毎日必ず、どこかで起きているものです。

例えば、通勤してるとき。

電車とかに乗っているのであれば、
知らない人と偶然、隣同士になるのは
しょっちゅうですし、

外を歩いていたら、
全然別の場所で、同じようなことを
している人をたまたま見かけたとか、

何気にふらっと立寄ったお店で、
たまたま欲しかったレアな商品が
手に入ったとか、

ちょっと意識して、
周りを観察してみると、

そんな神様のいたずら的なことが、
毎日自分の周りを埋めつくしていることに
気がつくと思います。

そんなたわいも無い「偶然」

何か大ヒットとなった商品を
特集したTV番組なんかを見ていると、

時々「たまたま起きた偶然」を見つけて、
それをヒントにして商売を始めて成功した
なんていうエピソードがあったりします。

もちろん、そこでは語られない、
数多くの失敗や試行錯誤があるとは
思いますが、

でも、

同じものを数多くの人が
目にしていたにも関わらず、

気が付いていないなんてことが
たくさん有るわけです。

では、そういったことに気がつく人と、
気が付かない人、その違いは何かというと、

「常に、アンテナを張っている」

ということに尽きると思います。

これに関して、自分の中でいつも心に
留めている格言があるのですが、

それは、

「神様は今こうやっている間にも、
 自分の目の前にヒントをゴロゴロ
 転がしてくれている。

 ただ、自分がそれに気が付いていないだけ」

というもの。

この、今まさにあなたが赤川の、
この文章を読んでいる瞬間も、

何らかのヒントが自分の目の前に
転がっていると考えたら、

単なる偶然と思っていたことも、
もしかすると、とんでもないヒントで
あったかも知れないですね。

とは言うものの、ずっとそんなことを
考えていたら、疲れてしまいますので、
オススメなのは、

「今から3分間だけ、いろんな
 ところを観察してみよう」

という感じで、短い時間で構わないので、
その間だけ、集中していろんなところを
観察してみるんです。

結構面白い発見がありますよ。

その発見を元に、自分の頭の中で
いろんなシミュレーションをしてみると、

今まで考えてもみなかった、
ビジネスのネタが拾えたりしますので、

是非、やってみてください。

赤川政彦

ps、

自分が前住んでいた部屋からの
電話を偶然受け取ったなんて、

ベタなホラー小説のネタにしか
思いつきませんでした。

考えると結構怖いけど・・・

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