誰でも簡単に分かる!webマーケティングとは?~全体像とその仕組み~

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「webマーケティング」って言葉をよく聞くけど、具体的にはどんなことをすればいいのか分からない、、、なんて思ったことはありませんか?そもそもwebマーケティングってなんだっけ?と思う方もいると思います。

webマーケティングはマーケティングの中でも非常に重要な役割で、これを理解しているか、していないかでは大きな差があります。

今回この記事では、webマーケティングとは何なのか?について、仕組から施策の仕方まで分かりやすく説明しています。是非あなたのビジネスに活用してください。最後にwebマーケティングのおすすめ書籍も紹介いたします
では、webマーケティングについてお伝えしていきます。

1、webマーケティングとは?

webマーケティングとは簡単に説明すると、webサイトやwebサービスを用いて行われるマーケティングのことで、「webから自動で集客するための仕組みづくり」です。マーケティング(モノが売れる仕組みを作る)をweb中心に行うと考えればイメージしやすいと思います。

マーケティングの本来の目的は商品を購入してもらうことなので、web上でどれだけユーザーに商品を購入してもらえるかが重要です。そのために集客力や販売力を上げるための施策がwebマーケティングです。

2、webマーケティングの重要性

webマーケティングは、数あるマーケティングの手法の中でもビジネスを展開していくには欠かせないマーケティングです。webマーケティングができなければビジネスは大きくしていけないとも言える程です。では、なぜそんなにもwebマーケティングが重要なのかについてみていきましょう。

webマーケティングが重要視される一番の要因とも言えるのが「インターネットの普及」です。インターネットは1990年代後半から普及し始め、現在ではインターネットを使うのが当たり前の世の中になっています。1990年代後半はまだ、現在ほどネットが普及しておらずwebマーケティングもそこまで重要視されていませんでした。というよりもwebサイトを立ち上げるだけで注目を浴びる時代なのでwebマーケティングに力を入れる必要がなかったんですよね。ですが、現在ではweb上の情報は数え切れない程あり、SNSの活性化も注目をあつめています。

総務省の調べでも、人口普及率はインターネットが普及し始めた2000年度は37.1%でしたが、2017年度は80.9%と、今ではかなりの人がインターネットを利用しています。

詳しくはこちらを参照(総務省)
→  http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/summary/summary01.pdf

これだけの人がインターネットを日常的に利用している現在で、ビジネスとしてwebサイトを運営しない手はありませんよね。

しかし、これほどにもインターネットが普及している中、自社のサイト、情報をピンポイントで見つけてもらうことはとても難しいです。そこで重要になってくるのがwebマーケティングです。webマーケティングを施策することであなたが情報を届けたい人に対して情報を発信することができて、自動で集客できる仕組みを作ることができます。

また、webマーケティングは簡単かつ正確に数値を計算できるので(webサイトの訪問者数、どの広告から来たか?など)改善と対策がとてもしやすいです。このようなことからwebマーケティングは現代ビジネスにおいて非常に重要なんです。

では、webマーケティングはどのような流れ・仕組みでできているのかについてみていきましょう。

3、webマーケティングの流れと仕組


webマーケティングの大きな流れと仕組みは上記の画像のように、検索エンジンや広告・SNSからwebサイトに誘導してユーザーに問い合わせなどといったアクションをしてもらうことがwebマーケティングの流れです。この仕組み構築・最適化することがwebマーケティングなんです。
その結果、webから自動で集客できる仕組みができるんですよね。

それで、今紹介したのがwebマーケティングの一般的な流れと仕組みですが、webマーケティングには「リスト獲得型」といったもう一つ仕組みがあります。

3-1、webマーケティングの流れと仕組み...「リスト獲得型」


こちらが「リスト獲得型」の流れと仕組みです。webサイトに誘導するところまでは、先ほどと同じですが、こちらはメルマガに登録させることを目的とした仕組みです。こちらの方がよくみる形ではないかと思います。

ユーザーにメルマガ登録をしてもらい、ステップメールで自己紹介などをしてユーザーに自社や商品への興味関心を持ってもらい、その後説明会やセミナーを案内して最後にバックエンドとしてコンサルなどの商品を売る流れです。
この仕組みが最適化できれば自動で集客できて商品も売ることができるのでマーケティングとしては非常に強力です。

大まかな全体像だけでは簡単なイメージしかわかないと思うので、集客施策やユーザーにアクションさせるためのwebサイトの最適化についてお伝えしていきます。

4、webマーケティングの集客施策

一言にwebマーケティングの集客施策と言っても様々な手法があります。この章ではwebマーケティングの集客施策の手法をいくつか解説していきます。

・SEO(検索エンジン最適化)

こちらは、web上のユーザーが検索エンジン(Google・Yahooなど)で自社のサービス・商品に関連したキーワードを検索した時に、自社のサービス・商品の掲載されているwebサイトを上位に表示させる施策です。その結果、webサイトに集まる見込み客の方は増えて集客につながります。
SEOは無料で集客できるツールでwebマーケティングを行っている人はほとんどSEO対策に取り組んでいます。

・リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンでキーワードを検索した時に一番上に表示されるテキスト形式の広告です。表示のされ方はSEOと似ていますが、テキストの下に「広告」と表示されています。また、SEOが無料でできる施策に対してリスティング広告は有料の施策になります。その代わり、手間暇をかけずにすぐに検索結果の上位に表示することができます。

・アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は聞いたことある方が多いのではないでしょうか?こちらは、広告主がアフィリエイター(広告をブログなどに掲載してくれる人)に自社のwebサイトなどをメールマガジンやブログで紹介してもらい、自社サイトに誘導する方法です。

アフィリエイト広告は基本的には成果報酬型なので、広告主の決めたアクション(問い合わせ・資料請求・申し込み・購入など)が行われた場合にアフィリエイターの方に料金をお渡しします。つまり、なにかしら見込み客がアクションを行わなければ費用が発生しないので利用している広告主が多いです。

・アドネットワーク広告

こちらは、複数の広告媒体(ブログやソーシャルメディアなど)を集めて広告配信ネットワークを作り、それらの媒体に広告をまとめて配信する仕組みのことです。
広告を複数掲載するのにはそれなりの手間がかかりますが、アドネットワーク広告を利用することで、1度の依頼で複数の広告を出稿することができます。

・SNS広告

SNS広告とは、おそらくあなたが思い浮かべているようにTwitterやFacebook、Instagramなどといったソーシャルネットに広告を出稿することです。年齢、地域、職種、興味関心などといった細かいところまで広告の出稿範囲を決められるので、自分の広告を見てほしい層に広告を表示させることができます。

現在ではスマホユーザーも増えていて、祖手に伴ってSNSの利用者数が増えてきているのでSNS広告の需要もどんどん高まっています。最近ではGoogle・YahooだけでなくSNSで検索をかける人も多いので将来性が高い集客施策です。

・リターゲティング広告

こちらは、一度自分のwebサイトに訪れたユーザーに対して関連する広告を繰り返し出すというものです。他のサイトなのに、一度訪れたサイトの広告(バナーなど)が追いかけて来る経験はありませんか?それがリターゲティング広告です。

サイトに訪れてくれたユーザーはその商品やサービスに興味関心を抱いてくれている可能性が高いので、追いかけて繰り返し広告を出してアプローチする事でユーザーのアクションを促しています。

・メールマーケティング

メールマーケティングは、名前の通りメールを使用したマーケティング手法のことです。
メルマガやステップメールなどもこのメールマーケティングの中の1つです。
もう少し詳しく説明すると、ユーザー1人1人に対してそれぞれのニーズに合ったメールを配信することで、ユーザーの行動を促すのがメールマーケティングです。

例えば、メルマガに登録したばかりでまだ商品に興味のない人に「この商品買って下さい」といったメールを送っても商品を買ってくれる確率は低いです。何故なら、この人はあなたのことも商品のこともほとんど知らない状態だからです。なので、この場合はあなた自身のことなど商品以外の情報を送る必要があります。このようにユーザーのニーズに合った内容を送ってメールの効果を高めるのがメールマーケティングです。

・ソーシャルメディア対策

SNSなどといったソーシャルメディアで自社の公式アカウントを作成してユーザーとコミュニケーションを取りつつ自社のwebサイトへのアクセスを促すのがソーシャルメディア対策です。

このような集客施策を複数行うことで、web上から自動で集客できる仕組みを作ることができます。ですが、集客できればそれでいいわけではありません。webサイトの構築も非常に重要です。

5、Webマーケティングの回遊施策

せっかく集客できてもwebサイトがユーザーにとって魅力的でなければユーザーはすぐにそのwebサイトから離脱してしまいます。このユーザーがすぐにwebサイトから離れてしまうことを「直帰率」というのですが、この直帰率を下げることがwebマーケティングの回遊施策です。
では、回遊施策についてお伝えしてきます。

5-1、LPO(ランディングページ最適化)

ランディングページとは、webサイトに訪れたユーザーが一番最初に目にするページのことです。よく広告をクリックすると出てくる縦長のページですね。それで、このランディングページがユーザーにとって魅力的でないとwebサイトからすぐに離脱してしまい直帰率が上がってしまいます。で、直帰率を下げるためにランディングページを魅力的、つまりwebサイトに訪問するユーザーが興味の引かれるようにランディングページを改善していくことがLPO(ランディングページ最適化)です。

大抵のユーザーは目的(自分の抱えている問題解決など)をもってランディングページに訪れるので、その目的が達成されることをユーザーに分かりやすく伝えるように改善すると直帰率がより下がります。

5-2、EPO(入力フォーム最適化)

EPOとはタイトルにもあるように入力フォーム最適化のことです。実は入力フォームの段階での離脱率はとても高いんですよね。というのも、入力する情報が多かったり、情報が入力しにくかったりなどの理由でユーザーは離脱してしまうんです。せっかく資料請求や問い合わせの段階まで来てもらったのに離脱されてはもったいないですよね。

本当に入力して欲しい情報だけを入力フォームに反映して、極力ユーザーが手間のかからないようにすることで離脱率は大きく下がります。

このようなwebマーケティングの回遊施策をすることで、検索エンジンやSNS・広告から集客できたユーザーの離脱率を下げることができます。更にCV率を上げることにも繋がります。

5-3、再訪問施策

回遊施策とは少し違うのですが、再訪問施策とは、一度自社のwebサイトの訪れてくれたユーザーにもう一度webサイトに訪れてもらうようにする施策です。webサイトに一度訪れただけではCVにつながる確率は低いんですよね。2回、3回とwebサイトに訪れてもらうことでCV率を上げることができます。

そのための施作として再訪問施作があります。それで、具体的な再訪問施作は、集客施策でお伝えしたリターゲティング広告とメルマガを利用します。この2つの施作はwebサイトに再訪問してもらうのには必要不可欠な施作で、非常に効果的です。

6、webマーケティングのおすすめ本3選

webマーケティングについてもっと詳しく知りたい!という方のためにwebマーケティングの理解を深めるためにおすすめの書籍をいくつか紹介します。

・「あたらしいwebマーケティングの教科書」
→ https://goo.gl/K5Gyjz

こちらの本は、これからwebマーケティングに取り組もうとしている方や、もっとwebマーケティングについて知りたいという方におすすめの本です。

webマーケティングの基礎的な考え方から実践的なノウハウまで分かりやすく書かれていて、事例も豊富に掲載されているのでwebマーケティング初心者の方でも分かりやすい内容になっています。まさに「webマーケティングの教科書」です。
webに苦手意識がある方でも理解しやすい内容なので気になる方は読んでみて下さい。

・「10年使えるSEOの基本
→ https://goo.gl/YY9pfz

こちらの本は、集客施策でもお伝えした「SEO」についての本です。
「SEOってそもそも何?」
「どんなことすればいいの?」
という方のためにSEOの基礎を学べるSEOの入門書です。webマーケティングを行うのにSEOは誰もが手を付けようとするところなのでSEOを基礎から学んで取り組みたいという方にはおすすめの本です。

・「SNSマーケティングのやさしい教科書」
→ https://goo.gl/d4PygF

こちらもSEO同様に集客施策の部分で紹介した「SNS」についての本です。Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSマーケティングを1から紹介していて運用の仕方まで書いているので、SNSマーケティングをやってみようと思っている方にはまず読んでいただきたい本です。
ただ、内容がかなり初心者向けなので中級者はもうすこし専門性の高い本を選んだほうが良いかと思います。

7、まとめ

いかがでしたでしょうか?

webマーケティングの全体像をご理解いただけたかと思います。webマーケティングはビジネスには必要不可欠なマーケティングなので是非この記事を参考にwebマーケティングに取り組んでみてください。

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