美味しいパスタもいいんだけど…

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おはようございます。
(株)コンサルタントラボラトリーの額です。

先週のことなんですが、
お昼時に「パスタ食べたいな」と
いう気分になったので、
以前に一度行ったことのある、
少し遠いパスタ屋さんに行きました。

700円だか800円だかで食べられる、
このあたりのパスタ屋にしては
わりとリーズナブルなお値段という
記憶があったのです。

で、大通りを2つ超え、
「確かここの2階」と思い出しつつ
階段を上ると…

なんということでしょう。
そこには和系の定食屋さんが
あるではありませんか。

私は重度の方向音痴なので
「もしや間違えた?」と
一瞬思ったのですが、
入り口から見える店内の
座席の配置は記憶にあるまま。

どうやら、しばらく来ない間に
趣旨替えをした模様です。

「どうしよう…
パスタ食べたかったんだけどな…」

と数秒悩みましたが、
結局そのままその店に入って
焼き魚定食を注文しました。

普通に美味しかったです。

◆パスタかどうかよりも…

なぜ、パスタを食べたかった私が
焼き魚定食を食べて帰ってきたのか?

そこには、
ニーズの優先順位がありました。

私の平日の昼食の一番のニーズは、
「時間内に食べ終わって
オフィスに戻る」こと。

そして、それが「そこそこ安くて、
そこそこ美味しい」こと。

あとはその日の仕事の状況によって、
「さっと食べてすぐ戻れる」または
「一休みしてリフレッシュできる」の
どちらかを求めています。

その次に、オフィスからの距離と
遠出できるお天気かどうかがあり、
料理のジャンルはさらにその次。

だから、
食べたかったパスタじゃなくても、
「同じ場所に、似た価格帯の店がある」
なら、そのままそこに入るんですよね。

そこからパスタのある他の店に移動して、
注文して来るのを待って食べて…
となると、昼休み終わっちゃうので。

◆顧客の一番のニーズは?

あなたや私たちの見込み客も、
大きなものから小さなものまで
様々なニーズを抱えています。

ただ、そのニーズにはやはり
優先順位というものがあります。

一生懸命セールスしても、
そのポイントが順位の低いものだと、
「別にこれじゃなくてもいいしな」
と思われてしまいますよね。

私の場合、“美味しいパスタ”だけだと
「まあ、機会があればそのうち」ですが、
“信号渡ってすぐ!”だと
「あ、じゃあ今週どこかで行ってみよう」に
なりますから。
※お値段が折り合えばですが

見込み客のそのニーズは、
譲れないものなのか?
他に代わりがあるものではないか?

見込み客にアピールする時には、
ぜひ考えてみてください。

反応が変わってくるかもしれません。

(株)コンサルタントラボラトリー
額 典子

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