ファンクラブマーケティング

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(株)コンサルタントラボラトリーの長嶋です。

学生時代、宝塚劇場でアルバイトをしていました。公演している間に、ロビーや休憩所、楽屋裏などを掃除する仕事でした。

「掃除するだけなら楽だろう」と思っていたのですが… 宝塚劇場は建物に入った瞬間から「宝塚を感じていただく」というコンセプトのもと、館内は舞台を再現したような作りになっていて、入るとすぐに大階段があったり、1階から4階まで赤絨毯が敷き詰められていました。

なので、小さなゴミやホコリでさえも厳しくチェックされました。(絨毯なのでホウキでゴミを取るの がめちゃくちゃ大変)

それで、アルバイトも女優さん達と同じ出入り口を使っていたのですが、その時にいつも女優さんの「出待ち」ファンの方々がいました。

ファンの方々は出入り口から少し離れた所でビシッと乱れることなく整列していて、女優さんが出てくると先頭にいるリーダーが「お疲れさまでした!」と大きな声で挨拶をしてそれと同時に、列に並んでいる他の方々が一礼をするという光景がいつもありました。

宝塚事情に詳しい、アルバイトの先輩に話を聞いたところ、出待ちをしているのは私設のファンクラブで贔屓にしている女優さんを トップ女優にしたい!という共通の思いを持っているということでした。

宝塚でトップ女優になるには舞台の上での技術はもちろんですが、技術があってもファンの数が少ないとトップ女優にはなれません。なので、ファンクラブのリーダーは贔屓にしている女優さんがトップになるために、ファンクラブ運営にすごく力を入れている ということでした。

女優さんと食事会を定期的に行ったり、ファンクラブ会員一人一人の情報を記した台帳を作り、チケットの購入枚数や差し入れの数、楽屋や劇場への入待ち、出待ちの出席回数などを数値化して、熱心なファンを見落とさないように心掛け「あなたは特別」という対応をしているというのです。

そして、ファンクラブの会員さん達は「あの女優さんにトップになって欲しい」という共通の目的を持って行動するので、ファン同士の絆が強くなり、絆が強くなればなるほど、ファンクラブを抜ける人もほとんど居ないというのです。

あなたのビジネスでも既存のお客様を「お客様」「クライアント」と捉えるのではなく、自社の「ファン」と捉えると、今まで以上に大切な存在だと思えるし、このファン(お客様)を失いたくない! という心境になってきて自然と、お客様へのアプローチが増えたり、リアルで会う場を増やしたり、お客様のニーズを読み取ろうと心がけるようになったりしてくると思います。

ぜひ参考にしてください!

(株)コンサルタントラボラトリー
長嶋一輝

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