価格競争に勝つ「●●感」という新発想
(株)コンサルタントラボラトリーの
長嶋です。
私はコーヒーが好きで
よく喫茶店に立ち寄ります。
スタバかドトールが多いのですが、
これは単に自分の行動範囲の中で
この2つの店舗をよく目にするからで
特にこだわりのようなものはありません。
それで、先日、ある場所へ行った時
いつものように喫茶店に入ろうと思い
スタバとドトールを探したのですが、
周辺にこの2店舗がなかったので、
仕方なくある喫茶店に入ったのですが、、、
【椿屋珈琲店】
ご存知の方もいると思いますが
高級喫茶店チェーンです。
どれくらい高級かと言いますと、
店舗によって若干違うらしいのですが
私が入った店舗の
「椿屋オリジナルブレンド」はなんと、、、
980円!
ドトールと比べると、
「椿屋オリジナルブレンド」は、
「ブレンドコーヒー」Sサイズ(220円)の
実に4倍以上です。
しかも、「椿屋オリジナルブレンド」の価格は
同店の最低水準で、ほかの飲み物の大半が
1000円を超えているのです。
調べてみると「椿屋」を冠とする
系列の喫茶店は他に約40店あるらしいのです。
これほどの高価格帯なのに
多店舗展開をしてるいることに
俄然、興味がわきました。
スタバやドトールなどのお店が
周辺にないということもあるかも
しれませんが、
お客さんもかなり多くいました。
それで、業績を調べたところ
2017年5〜10月期の単独決算は、
売上高が前年比2.7%増の54億2500万円、
純利益は40.4%増の2億円で、
17年4月期まで4期連続で増収を
達成しているそうです。
客層は年配の
ちょっとお金持ちそうな方が多いな
という印象でした。
お店の外観は古い洋館のようで、
店内は高級感あるアンティークな感じでした。
女性の店員は黒色のブラウスの上に
エプロンのような白色のユニフォームを
着ていて、上質な雰囲気を
醸し出していました。
年配のお金にちょっと余裕のある層に
スタバやドトールにはない
「高級感のある落ち着いた空間」という
価値を提供することで、
その価値に見合った価格を
一杯の珈琲に付けることで、
低価格競争に巻き込まれることなく
業績を上げられているのだと思います。
競合との価格競争になった場合の
打開策として
「高級感」はひとつのキーワードと
なります。
ぜひ参考にしてみてください。
(株)コンサルタントラボラトリー
長嶋一輝
コンラボ編集部
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