「自分の強みがわからない」を卒業!強みの多角的分析法と表現法

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今、多くの人が、「自分の強み」を知りたい、と感じています。就活や転職活動、ビジネスの場で大いに使えるからです。また、弊社は、独立・起業を志す方々にコンサルティングを行っていますが、その際にも「自分の強み」を明確にすることは必須となります。

ただ、残念ながら、「自分の強みがわからない…」と頭を悩ませる人が多いのも事実です。「漠然としてまとまらない」「ありきたりなものに感じる」といった声が、弊社のクライアントからも多く寄せられます。

では、なぜ上手くいかないのでしょうか。
実は、「自分の強み」について考える時、「発見する(分析する)」「表現する」の2つの段階が必要です。上手くいっていないケースでは、どちらかの段階(もしくは両方の段階)が弱いのです。切り口が少ないと差別化もできませんし、いくら素晴らしい強みが見つかっても、それを表現できないことには、意味がありません。

この記事では、以下の3ステップの方法を、具体的な事例を交えながらお伝えしていきます。

1.「自分の強み」を見つけるための「素材」を探す 〜自己分析・他己分析〜
2.その「素材」を吟味し、一瞬で興味を引く1センテンスで表現する
3.さらに、それを魅力的に表現した1分間トークにまとめる

そして、この方法を通じて「強み」を練り上げることができれば、もう「自分の強みがわからない」とは言わせません。あなたは就活やビジネスの場面で、あなたという人物の魅力を120%発揮することができ、好評価を引き出せるはずです。また、独立・起業の際には、あなたの強みに惹かれて顧客が集まってくることでしょう。


-目次-
1.「強み」の素材の探し方(1): 他己分析
2.「強み」の素材の探し方(2): 自己分析
3.素材の吟味と1センテンス化
4.“選ばれる”「強み」へ昇華 〜1分間トーク作成法〜

1.「強み」の素材の探し方(1): 他己分析

1-1.様々な視点からの「強み」集め

「自分の強み」を考える上で、他己分析は非常に有効な方法です。なぜなら、「強み」とは、「自分では当たり前にできて、他人には凄い」と思ってもらえるものなので、自分では気付きにくいからです。
ぜひ、家族、友人・知人、上司、顧客、ライバル等、様々な視点からの「強み」を集めてみましょう。思わぬ「強み」が出てくるはずです。

質問例)
(1)「私の強みって何だと思いますか?」
(2)「私が人より抜きん出ているところはどこだと思いますか?」
(3)「なぜ私を選んだのですか?」(クライアント等に有効)

まずは(1)のように、ストレートに聞いてみてください。オープンに問いかけて、幅広い回答を得られるメリットがあります。

ただし、「優しい」「明るい」のような、当たり障りのない回答しか引き出せない場合には、(2)や(3)のような質問の仕方をしてみると良いでしょう。

1-2.他己分析から「強み」に繋がった好事例

【事例1】“副業コンサル”が強み?!

私の知人で、経営コンサルタントをしている吉江勝さんという方がいます。
彼は独立前、会社員をしながら、副業としてコンサルタントをやっていました。そして、彼自身、副業であることに引け目を感じていたそうです。

ところがある日、クライアントの男性に、なぜ自分を選んだのか尋ねたところ、彼の答えはこうでした。「サラリーマンなのに、コンサルタントをやっているところが、自分にもできると思わせてくれたから」と。
つまり、自分ではマイナス要素にすら思っていた「サラリーマンである」ということが、彼の強みだった、というわけです。

【事例2】人様に打ち出すことではないと思っていました…。

現在、教育コーチングで活躍中の江藤真規さんは、元々、ビジネスマンを対象としてコーチングを行っていましたが、競合も多く、顧客数も伸び悩んでいました。
そこで、これまでの経歴を共に洗い出したところ、「娘2人が東大に現役合格している」という事実が見つかります。本人にとっては、「まさか人様に打ち出す部分ではない」と考え、「強み」だと捉えたこともなかったそうです。
しかし、その点を前面に出し、「プロの教育ママ」というポジションでビジネスを展開したところ、すぐに出版も決まり、クライアントも一気に増え、現在は母親向けの教育機関を主宰されています。

【事例3】私、北野哲正の場合

以前、 私自身がメンターに、私の強みについて意見を求めた際、「コツコツ地道に継続できるところ」という返答があり、あまりに想定外だったため面食らってしまいました。
しかし、その際「地道に継続できる人というのは、実は物凄く少ないのです。」という評価をもらい、その視点であらためて私自身のクライアントを振り返ると、確かにその通りであることを痛感したのです。
そこで、私が行う講座やコンサルティング等の中では、「継続力」を一つのポイントとし、“続けられる”メソッドを提供することで、クライアントから好評を得ています。

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2.「強み」の素材の探し方(2): 自己分析

強みを作る上で、「他己分析」と両輪をなすのが「自己分析」です。とは言え、人は通常、他人のことは分析できても、いざ自分のこととなると客観的になれない、という弱さがあります。

そこで、必要なのは「強みの分類」です。これからお伝えする5つの視点に沿って、客観的に自己分析を試みてください。

1)本質的な強み
2)好きで情熱が湧くこと
3)最大の成果
4)得意なこと
5)克服してきたこと

それでは、私が過去、実際に自分の強みを分類し、まとめた過程もお見せしながら、もう少し詳しく説明していきます。

2-1.本質的な強み

本質的な強みとは、身体的・性格的・精神的特長のことを指します。「背が高く目立つ」「行動力がある」など、自分の特長として認識できるものを列挙してみてください。

例)本質的な強み/北野哲正
・好奇心旺盛
・新しいものが好き
・物事を論理的に体系立てて説明するのが得意
・コツコツ継続できる

2-2.好きで情熱が湧くこと

仕事でも趣味でも何でも構いません。あなたの好きなことを洗い出し、それらに共通する特徴をまとめてみましょう。「好き」ということは、自然に継続できるということです。また、多少うまくいかなくても、改善を重ねるモチベーションが持てるので、今後も更に強化されていく分野と考えられます。

例)好きで情熱が湧くこと/北野哲正
・昔から「新しいものを作ること」が好きだった。その意味では、対象の新しい価値を生み出すコピーライターという仕事は向いていたように思う。実際、時間の経過を忘れるほどに没頭していた。
・「生まれ変わったら何になりたいか?」を考えると、「建築家」が思い浮かぶ。⇒「作品を残す」「表現する」「人に影響を与える」、こういった要素のあるものに、情熱が湧く傾向にある。

2-3.最大の成果

これまでの人生で成し遂げた最大の成果は何でしょうか?「新規開拓営業で毎年目標の2倍を5年間達成した」「1ヶ月のネットプロモーションで100万円を売上げた」「学生時代に就活イベントを立ち上げ300人を集客した」等、具体的なデータがあれば、入れこみます。なお、これは人と比べる必要はありません。自分には平凡で当たり前のデータに思えても、相手にとっては評価に値する可能性は充分にありますし、その成果を得るまでの経験値や学びは、共感や関心を呼びやすいものです。

例)最大の成果/北野哲正
・(株)ワコール勤務時代:営業で新人賞を穫る等、成績を上位でキープしていた。
・(株)リクルートでのコピーライター時代:クライアントを途切れることなく獲得し続け、地方の支局所属でありながら、広告賞を受賞。「大きな仕事をするなら北野」と指名をもらう等、話題となった。⇒いずれのケースもクライアントを継続して取り続けられたことが最大の成果

2-4.得意なこと

あなたの「得意なこと」をリストにしてみましょう。すぐに浮かばない場合は、あなたが人からほめられたり喜ばれたりしたことを思い出してください。それが、あなたの「得意なこと」です。自分では当たり前にやっているつもりでも、人にはなかなかできないから喜ばれます。「よく相談を持ちかけられる」「幹事役がいつもまわってくる」といった、気付けばやっている役目、というのも、得意分野と言えるでしょう。

例)得意なこと/北野哲正
・コピーライティング:
売りのポイントを探して表現することが得意。また、いかに売るかを常に考え、
研究したため、マーケティングの知識や発想に強い。
・コーチング:相手のモチベーションを引き出し、行動させることができる。

2-5.克服してきたこと

あなたが過去に「克服したこと」をピックアップしてみましょう。

例)克服してきたこと/北野哲正
・起業で2度の失敗。いずれも多額の借金を抱えた。
・社員の声に耳を傾けないワンマン経営の結果、嫌気のさした右腕の社員が独立。主なクライアントも一緒に移ってしまい、結局会社を解散させた。⇒起業家の陥りやすい落とし穴や、失敗の苦しみ等、起業家の気持ちを汲みとれる。

この「克服してきたこと」を明らかにするメリットとしては、同じような悩みを持った方の共感を得ることで、強い信頼関係を築くことができ、思わぬ強みになる可能性が高くあるためです。感情に響くので、一番の強みにさえなることがあります。

以上、客観的に自己分析を行うための「強みの分類」をご紹介しました。

このように、「他己分析」「自己分析」を徹底的に行い、より多くの素材を集め、それらをまとめていくことで、これまで漠然としてたどり着かなかった「自分の強み」に繋がっていきます。

私の場合も、こうして集めた素材を総合的にまとめた結果、

・これから独立起業しようとしている方々をターゲットとする
・「強みや売りを見出し表現する」「継続できる仕組みを作る」
「マーケティングスキルを活かし顧客獲得を支援する」
これらの観点で、ターゲット層を成功に導く

という発想に至ったのです。そして、最終的には、コンサルティングとコーチングの両面から独立起業を支える「マーケティングコーチ」というポジションを打ち出し、多くの支持を得るようになりました。

それでは、次章より、この「強みをまとめる」という過程について、解説していきます。

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3.素材の吟味と1センテンス化

3-1.3C分析にヒントを得よ

前章で集めた多様な素材を、「自分の強み」として“使える”状態にするには、素材を吟味し、まとめていく必要があります。その際に有効な視点が「3C分析」という視点です。

3C分析とは、マーケティングの基本の考え方で、自社の強みを明確にするためのメソッドのことを言います。

【3C分析】
●Company 自社の強み
●Customer 顧客(市場)にとってのメリット
●Competitor 他社との比較

マーケティング用語ということで、会社をイメージさせる単語が使われていますが、これを自分に応用するのです。

前章で集めた素材が【Company】だとすると、「誰に対してのPRか?」という視点が【Customer】、「マーケットニーズ・差別化」という視点が【Competitor】となります。つまり、目の前の素材群を

・相手(ターゲット)にとって、どれが魅力的か
・どの素材を使えば、ライバルとの差別化ができるか

という視点で吟味し、選び抜いていくのです。
では、「Customer」「Competitor」の視点について、もう少し詳しく解説します。

3-2.【Customer】誰に対してのPRか?

現金な言い方ですが、メリットがなければ人は動きません。メリットをいかに感じさせ、ターゲットの心を刺激するか、ここが最も重要なポイントとなります。

例えば、就活であれば、面接に臨む会社の業界や応募職種などを分析し、そこで求められる役割に対して貢献できることを示す「強み」を打ち出すのです。マルチタスクをこなすプロデュース職を志望するのに、「一点集中力」を打ち出しても、響く可能性は低くなります。
また、起業の場合には、まず、ターゲット像を絞り込み、そのターゲットの悩みを掘り下げて、そこに響く「強み」を発信します。

例)
ファイナンシャル・プランナーであるNさんは、離婚経験者というコンプレックスを抱えていました。女手一つで幼い娘を育てながら仕事をする日々には、社会的に不利に働くことも多く、中でも住宅ローンの貸付時、配偶者不在でなかなか審査が下りないという経験は厳しいものでした。そこで、Nさんは同じような立場の母親が必ずいるはずと考え、「母子家庭専門の住宅ローン貸付アドバイザー」という機軸で活動を開始したのです。自分の過去も明らかにして、クライアントのために奮闘する姿とその実績に、全国から問合せが急増し、今も成果を出し続けています。

これは、まさにターゲット像に、Nさんの強み(克服してきたこと)がマッチした事例です。このように「自分の強み」とターゲットがリンクすることも多くあります。「強み」を探る作業は、起業ターゲットを絞る絶好の機会でもあるのです。

3-3.【Competitor】マーケットニーズ・差別化

あなたの強みがターゲットにニーズがあるとわかっても、同じ強みを打ち出すライバルが多数いるのであれば、それは強みになりません。差別化が必要なのです。

就活等で、強みの問いにエピソードを交えるのが鉄則と言われるのもこれが理由となります。「部長を務めリーダーシップに自信があります」という人は珍しくありませんが、どのような時に、どう動き、そこで何を学び、その経験をどう活かすか、といった詳細な経験や感性はあなた独自のものだからです。それをいかにライバルより魅力的に伝えるかが問われています。

また、起業のシーンにおいては、この差別化は更に重要です。あなたが二番手以降のポジションである限り、価格勝負となってしまいます。もし圧倒的ライバルがいる場合には、「強み」を見直すことです。素材群を再度眺め、別の組み合わせを試したり、引き算をしたり、ターゲットをずらしたりしながら、ライバル不在の「強み」を練り上げましょう。

3-4.1センテンス化の意義と手法

3C分析を通じ、あなた独自の「強み」が炙り出されてきたら、それらを1センテンスにまとめ、キャッチコピー化しておきましょう。

「自分の強み」をPRする場面とは、往々にして、短い時間でグッと人の興味を惹き付けなければなりません。「強み」として選び抜いた素材を、より魅力的に、瞬間的に相手へ伝えるためには、キャッチコピー化が非常に有効なのです。

なお、複数の強みを1センテンスにするのが難しい場合には、特にターゲットに訴えかける強みをキャッチコピー化することから考えてみてください。キャッチの役目は、相手を引きつけることにあります。最初の一瞬であなたに興味を持たせることができれば、その後で、詳細を語りやすくなります。逆にそうでなければ、最後まで話を聞いてもらうことすら難しいこともあるでしょう。

<キャッチコピー化するための効果的な表現手法>

●実績、経験、特技、長所を盛り込む
例)10年でおよそ3000人をコンサルしてきた○○です。
●将来の自分(ビジョン)を盛り込む
例)コーチングで日本の景気を良くしたい!経営者専門コーチの○○です。
●2つのベネフィットを入れる
例)英語を身につけて、外国人とお付合いする方法を教えます。
等々

これらの表現手法について、詳しくは「心を鷲掴みにする『自分のキャッチコピー』の例と作り方」を参照してください。

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4.“選ばれる”「強み」へ昇華 〜1分間トーク作成法〜

いよいよ最終ステップとして、「自分の強み」を「1分間トーク」としてまとめ、表現に更なる磨きをかけていきます。キャッチコピーで相手を引きつけた後に展開する「強み」の本論とも言える部分です。“選ばれる”ための「最強の強み」を作り上げましょう。

盛り込む要素としては、以下の6点です。

<1分間トークの構成要素>
1、肩書きや商品名
2、ベネフィット
3、独自性
4、興味性
5、理由
6、クロージング

3C分析で抽出した自分の強みや、キャッチコピー化した表現を用い、この観点で整理し直して、肉付けを行いましょう。
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なお、この「1分間トーク」について、詳しくは、「1分でクライアントの心をつかむエレベータートーク作成法」を参照していただければと思います。

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5.まとめ

以上、ここまで、“選ばれる”「自分の強み」の作り方として、

他己分析・自己分析で素材を集める
⇒3C分析で吟味し、キャッチコピー化して引きつける
⇒1分間トークとしてまとめ、瞬間的、且つ簡潔にプレゼンできる状態へ引き上げる

というステップをご紹介しました。

これらの方法は、一朝一夕に簡単にできるものではありません。しかし、たとえ時間がかかっても、一度腰を据えて、じっくりと取り組んでみることをお薦めします。

これさえできれば、あなたは「自分の強み」を問われることを恐れる必要が全くなくなるのです。むしろ、このトークを実践したくてウズウズしてきます。そして、就活や実際のビジネスの場面で実践すれば、その絶大な効果にきっと驚くことでしょう。

なお、以下の関連記事も必読です。

【自分の強み・診断テスト】オススメ5種を徹底比較!〜気軽な無料からとっておきの有料まで〜
心を鷲掴みにする『自分のキャッチコピー』の例と作り方
1分でクライアントの心をつかむエレベータートーク作成法

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北野 哲正

北野 哲正

「コンラボ」運営責任者  株式会社コンサルタントラボラトリー 代表取締役 
コーチ・コンサルタント・セラピスト・士業・整体士などのサロン系ビジネスなどの独立・起業・集客支援を行う。会員制コミュニティ「コンサルタントラボラトリー」は会員数500名を越え、『一般社団法人日本マーケティングコーチ協会』『一般社団法人日本スマートフォンマーケティング協会』は協会員数600名を越える。また、取締役を勤める株式会社リアルネットでは、スマートフォンマーケティング、通販事業(スキンケア商品)を事業展開している。
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