キレイなだけじゃ、ねぇ…
おはようございます。
(株)コンサルタントラボラトリーの額です。
「デザインが良ければ売れるのか?」
ビジネスに取り組む上で、
やっぱり気になるこの話題。
「そりゃデザインが良ければ売れるでしょ」
「いやデザイン良くたって売れないよ」
人によってだいぶ意見が違って、
その議論はまるで
「きのこたけのこ論争」のよう。
※伝わりにくかったらすみません…
それで、デザイナー出身の
私の意見としては、
「デザインは売上に貢献するか?」
と聞かれれば…
====================
貢献します。
ただし、場合によります。
====================
ということになるかと思います。
これだけ書くと、
当たり前すぎるかんじなので、
もう少し掘り下げてみますね。
デザインを活かす条件とは?
私が思うところの条件とは、
以下の3つを満たしていることです。
—————————
1.目的が決まっている
—————————
このクリエイティブは、
「誰に」「何を」「どんなふうに」
アピールするためのものなのか。
見たり使った人に、
何をどうしてほしいのか。
そもそもここを決めておかないと、
売上どころの話ではないですよね。
こう書くと当たり前なんですが、
デザイナー時代のクライアントには
ここが曖昧な人もいたりして…
—————————
2.設計と流れがしっかりしている
—————————
次に、そのクリエイティブが
きちんと目的を果たせる形に
なっているかどうか、です。
たとえばLPなら、
・興味を惹くキャッチがあって、
・ベネフィットがきちんと示されていて、
・申込みフォームが適切な場所にあって、
みたいなことですね。
この段階で重要なのは、
コピーライティングであったり、
設計や配置という意味での「デザイン」であったりします。
—————————
3.目的を果たせるように
見た目が整っている
—————————
ここで初めて、
見た目のデザインが活きてきます。
・ターゲットに響く色使いや写真か、
・ちゃんと好感と信頼感を与えているか、
・申し込みボタンは押しやすく目立っているか、
こんなことを考えながら
見た目を整えていきます。
私が思うデザインの役目とは、
「レバレッジを効かせること」だと思っています。
きちんと段階を踏んで、
土台がしっかりしていてこそ、
見た目が活きてくるわけです。
早く成果につなげるには?
今までのクライアントや
社内の流れなんかを見ていると…
「1」と「2」をすっ飛ばして
見た目の雰囲気だけで
どうにかしようとしている人は、
当たり前ですが成果には繋がっていません。
逆に「デザインなんかなくても売れる」と言いつつ
成果を出している人は、
「1」と「2」をしっかり作り込んでいますね。
個人的には、
しっかりした土台の上に見た目を整えれば
もっと売上を底上げできると思うのですが…
ただ、そこに力を入れて
今“10”ある売上を“12”とかにするより、
「1」と「2」の段階をしっかり作った別の商品で、
新しく“10”の売上を作ったほうが
いい場合もあります。
あなたが、もし今
デザインに苦手意識があるのなら、
無理にデザインを整えようとするよりは、
・目的をはっきりさせて、
・きちんと設計して、
・流れを作り上げる
ことに集中したほうが
もしかしたら早いかもしれませんね。
(株)コンサルタントラボラトリー
額 典子
コンラボ編集部
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