[クイズ]このチラシのどこがダメ?
中村です。
『職業病』って多かれ少なかれ、どの職業でもありますよね。
ちょっとネットを検索してみると、
- レシートを仕訳してしまう。経理事務の仕事をしているので。
- 商品をみると原価を計算したりどのくらい儲けがあるのか想像する。
- 家でも電話に出る時、 会社名を言いそうになる
などあるみたいですけど、僕たちのようなマーケターにも職業病はもちろんあります。
それがこれです。
↓
これは先日飲みに行った居酒屋に置いてあったチラシの写真。
こういった広告やチラシを見ると、、、
「もっとこうしたら良いのに…」と勝手に脳内でコンサルをしてみたり、「これはいいアイディアだ」とメモや写真に残したり。
そんなことを自然とやっています。
きっとこれは僕だけじゃなくて、「あるある!」と思ってくれる人が何人もいると思います(笑)
で、写真の内容なんですが、要は「ドリンクを1杯あげるから、メルマガに登録してね。」というオファーが書かれています。
もちろんメルマガは見込み客や顧客との関係性を保ち続けるためには、とても有効なツールなので、この取り組みはとても良い事です。
けど、、、
僕はこのチラシの置き方を見た時に、
「もったいねぇ…」
と思ってしまいました。
問題のチラシの置き方がこれです。
↓
あなたは広告の作り方や置き方のどこに問題があると思いますか…?
続きが読みたくなるか?
広告やチラシは中身をしっかりと読んで貰えなければ、まったく意味がありませんよね。
だから、僕たちマーケターは、「いかに続きを読んでもらうか?」ということを考えながら、キャッチコピーやデザインを工夫しているわけです。
しかも、マーケターでもない限り、広告をじっと読んでくれる人はほとんどいないでしょう。
数秒かもっと短い時間でパッと目に入れるくらいで、その間に続きを読むかどうかを無意識で判断しています。
そう考えた時、このチラシの構成や置き方はどうでしょうか?
何も伝わらない=失敗
そうなんです。
『メール会員』と大きく書かれても興味は引かれないですし、チラシを手に取らないですよね。
しかも、メルマガの登録って一般的に「面倒」と思われています。
なので、メリットもないのに「登録しよう」と思う人は、ほぼいないんじゃないでしょうか?
だからこそ、ドリンクサービスとか、登録してくれた際の特典をつけて、行動を促しているわけですよね。
なのにそのオファー部分が 完全に隠れているのでは、この広告は失敗に終わる可能性がめちゃめちゃ高いと思います。
…実際に店に聞かなきゃどうかわかりませんけどね。
であれば、、、
チラシを置いた時もオファー部分がしっかり見えるようにデザインしたり、「なんだろう?」「続きが気になる」と思われるようなキャッチコピーで、お客さんの方からチラシを手にとって貰う必要があります。
例えば、
===============
1分だけ時間をください。
仕事終わりに飲む最高の1杯を
“無料”であなたに提供します。
===============
とかね。
僕たちは大丈夫だろうか?
この話は店舗ビジネスのチラシに限った話ではありません。
オンラインでマーケティングやセールスをする時、、、。
もしかしたら、同じ失敗をしているかもしれません。
例えば、、、
商品の詳細ページであれば、ページを開いた時に見える範囲で興味を引けているでしょうか?
キャッチコピーやデザインの工夫で「もっと続きを読みたい」と思ってもらえないでしょうか?
ぜひ、チェックしてみてください。
『アントレラボ|ビジネスアカデミー』
マーケティングディレクター
中村純
コンラボ編集部
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