【商品戦略】売りにくい商品=○○

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中村です。

先日、家の近くでタクシーを
待っている時のことです。

全然、お店自体の存在を
これまで知らなかったんですが、
整体院の看板を見つけました。

そこに書かれていたのは、
こんな言葉です。

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5年後の姿勢が気になりませんか?
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この看板の文字を読んだ時、
「いやぁ、気になりませんね…」と
僕は心の中で思いました。

あなたはどうです?
5年後の姿勢って気になりますか?

実は、この看板の書き方は、
マーケティングやセールス、そして、
今週のテーマである『商品開発』の
“セオリー”に反しているんです…。

それは、、、

『予防』は売りにくい!

僕がもしも姿勢の悪さで…

・体調をおかしくしていたり、
・「ダサい」と言われていたり、

そんな風に『姿勢』に対して
普段から意識をしていたら…。

つまり、問題に対して緊急度の高い
解決意識を持っていたとしたら、
看板の内容に対して何らかの
興味を持っていたかもしれません。

でも、姿勢にまつわる部分で
僕自身『5年後』を考えたことは
1度もありません。

なので、「姿勢を良くしたい!」
「問題を解決したい!」という
気持ちには全然ならないわけです。

みんな自分ごとだと思わない。

基本的に人は『予防』に
お金とか時間を使いたがりません。

インフルエンザの予防接種とかも、
“一般的には”やった方が良いと
思われていますよね?

(予防接種の是非に関しては、
今日は議論はしません…)

でも、実際には全員が予防接種を
受けるわけではありません。

予防接種を受けるのは、

・1度でもインフルエンザにかかって
辛い思いをした事があるので、
問題が自分ごとになってる人。

・会社からの命令という強制力で
毎年ルーティンのごとく受ける人。

が多いと言われています。

つまり、自分ごとと捉えてる人と
やらなきゃいけない人だけが、
『予防』を購入するってこと。

例えば、今回の整体院が言うところの
『5年後』の問題が僕も含めですが、
自分の身に降りかかってくるとは
ほとんどの人が思わないんです。

ですので、、、

結論:解決策を売ろう!

セールスやマーケティングが
大得意でもないかぎりは、
僕たちが商品化するべきなのは、
“まずは”解決策です。

つまり、お客様の中で起こっている
『現在進行系の問題』を解決する、
ストレートな商品です。

もちろん予防は素晴らしいことですが、
「売りにくい」という点だけは、
しっかりと認識しておいてください。

あなたの商品は『予防』に
なっていませんか?

(株)コンサルタントラボラトリー
中村純

PS.

今週の僕のメールは今日まで。

来週からは弊社の室松から
『セールス戦略』に関して
メールをお届けしていきますね。

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