オリジナリティ溢れる事業を展開するには

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他にはないオリジナリティで勝負を挑む

すでに世の中に存在している商品やサービスと、寸分も変わらない商品やサービスを提供するような事業を始めても、おそらく成功させることはできないでしょう。当然です、すでに存在しているわけですから。

何かアイデアがあり、それによって生まれた商品やサービスにオリジナリティが備わっていなければ、成功にたどり着くことはできません。

多くの人が、「自分にオリジナリティを生み出すほどの能力はない」と思っているようです。しかし、多くの場合、それは思い込みにすぎません。
そもそも、独立する時に、そんなネガティブな思考では成功するわけがない。

考えてもみましょう、オリジナリティのない商品やサービスを世の中に広めようとすれば、競合他社と同様の商品やサービスよりも価格を下げなければいけなくなります。昨日今日事業をスタートさせた人に、そんなことができるでしょうか。
あるいは、広告を盛大に打つなどする必要もありますが、同じように、新参者にそれほどのお金があるでしょうか。もちろん、ない人の方が圧倒的に多いはず。

だからこそ、商品やサービスにオリジナリティを持たせ、それによって勝負を挑んでいかなければいけないのです。

問題は、どのようにアイデアを絞り出しオリジナリティを生み出していくのかという点。
普段の生活で不便に思うことや、「自分ならこうするのに」などと思ったことはありませんか?これまで文句や不満を言っていただけかもしれませんが、それを形にすれば、途端にオリジナリティのあるものが出来上がるはずです。

仮に、それに似た商品やサービスが世の中に存在していたとしても、既存のものにはない特徴を備えていれば、それはオリジナリティとなり消費者に支持されていくはず。

商品は全く同じなのに、商品名を変えただけでヒットしたものもあります。お寿司を回転させるだけで流行った例も同じこと。
商品にちょっとしたアイデアを加えることはもちろん、提供の仕方や見せ方を少し変えるだけでも、それは目新しいものとなり、途端にオリジナリティを帯びるのです。

考えましょう。考えずにアイデアなど思いつくはずもありません。すでに存在している商品やサービスとにらめっこをし、さらなる改善点を見出すだけでも山ほどのヒントと出会えるはず。それが、自分の作り出すモノに大きな価値を備わせることに繋がるのです。

未来や過去へ着目することで広がるアイデア

先述したのは、すでに世の中に存在している商品やサービスに対する不満や、それらと見つめ合った結果生まれたアイデアによってオリジナリティの備わった商品やサービスを生み出そうという話でした。
別のアプローチによっても、アイデアを生み出すことは可能でしょう。

何か1つのヒット作が生まれたり、ある1つの商品やサービスが世の中に普及すれば、それに付随する形で、また新しい商品やサービスが生まれてくる、それが社会の必然というものです。
例えば、今では国民の7割以上が持っていると言われているスマートフォン。これに対して不満があったとしても、個人事業主がスマホを製造するのはさすがに無理があります。
そうではありません、そのスマホに付随する商品やサービスを考えるのです。

すでにスマホゲームやアプリは一大市場となっています。まさに、時代を捉えた結果と言えるでしょう。そうしたアプリの開発のノウハウを教える教室など、これもすでにサービスとして成り立っています。素晴らしいところに目をつけたと言えるのではないでしょうか。

さらに掘り下げていくと、日本人は特に持ち物に個性を持たせたいという欲求が強いわけですが、そこに目をつけて普及したのが、スマホカバーやアクセサリ類です。こうしたスマホカバーなどを厳選して仕入れ販売する事業を立ち上げている個人事業主もいます。

このように、順を追って未来をイメージしていくと、消費者が欲するであろう商品やサービスが次第に見えてくることがあるのです。そこに気づけた人は、すでに成功を収めているはず。

逆に、このような、ある商品やサービスに付随したものが流行ったり売れ出したのは何故かと、過去に着目することも重要です。世の中に起きたブームをただ受け流すのではなく、その原因を探るのです。そうすることで見えてくるアイデアもあるでしょう。
商品やサービスの内容のみならず、テレビで紹介されたり有名タレントがSNSで発信していたりなど、流行したきっかけにも焦点を当ててみるべき。

未来にも過去にもアイデアが転がっています。それに気づけた人がオリジナリティを持った商品やサービスを作り上げることができるのです。これだけは間違いないでしょう。

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