ビジネスブログの書き方、それで大丈夫?初心者から抜け出す5つの視点
あなたは、ビジネスで書いているブログでこんな悩みはありませんか?
- PV数が増えない
- すぐに離脱されてしまっている
- ビジネスブログの書き方がわからない
- 読み返したら削除したくなる
ブログは、簡単に始められ、気軽に自分の思いや情報を提供できる、非常に便利なツールです。
しかし、自己流で書いていくだけでは、教科書のような記事になったり、ただの日記になったりして、誰にも読まれない、面白みのない記事になってしまいます。
この記事では、ブログを書くために必要な5つの視点をお伝えします。
ブログを書くのにも、その考え方・書き方と、目的を明確にすることが大切。この5つの視点を理解してブログを書いていくことで、伝えたい人に情報を届けられるようになります。
その結果、PV数が増えたり、読者があなたのファンになったり。情報に価値を感じてもらえ、メルマガ登録や記事のシェアを増やしていくことにつながり、あなたのビジネスへとつなげていくことが出来るのです。
-目 次-
1.ブログの書き方 5つの視点とは?
1-1.誰に向けての記事かが明確になっているか?
1-2.読みやすい全体構成になっているか?
1-3.ブログの特性を意識した書き方をしているか?
1-4.SEOを意識した書き方をしているか?
1-5.分かりやすい、読みやすい文章であるか?
2.ブログを書く目的を明確にする
3.大切なのはブログを書き続けること
3-1.
3-2.
3-3.あなたを成功に導く「気づき力」 ―コーチングが解き明かす、夢・実現の瞬間(播 おわりに
1.ブログの書き方 5つの視点をチェック
ブログを書く際には、以下の5つの視点を持ちましょう。常にこの5つを意識してブログを書くことで、読み手にとって価値を感じるブログ記事にしていくことが出来ます。
なかなかPVが伸びていかないことで悩んでいる方も、ブログをこれから書き始めるという方も、この5つの視点を見直していきましょう。
1-1.誰に向けての記事かが明確になっているか?
ひとつめは、記事の想定読者が明確になっているかどうか、です。
同じキーワードでも、読み手が異なれば当然、メッセージを変える必要があります。
例えば、「転職」についての記事を書こうとしたとき、以下の2つのケースでは、全くメッセージが違います。
・40代でキャリアアップとしての転職
・入社3年目で、ギャップを感じている人の転職
これを「転職について」のように漠然と書いても、どちらのターゲットにも読まれません。
転職の中でも、キャリアアップなのか、やりたいことを見つけるのか、独立なのか。誰に向けて何を書くのかをハッキリさせなければ、伝わる記事は書けません。
また、ターゲットがハッキリすれば、メッセージだけでなく使う言葉も変わってきます。読み手にとって、馴染みのある言葉を使うことで、スッと読める文章になるからです。
ある職種に限定した記事を書くにしても、ターゲットによって使う言葉が違う場合もあります。プロジェクトマネージャーなのか、プロマネなのか、PMなのか・・・。システムエンジニア、というのか、SEと言っていいのか。明確にしたターゲットが好んで使う言葉に合わせて書きましょう。
もう少しかみ砕いて、ブログの読者がどんな経緯で記事を読むのかも想像してみてください。読まれる経緯は、大きく分けて3種類です。
- 検索で、あなたの記事を読む
- SNSのシェアで、あなたの記事を読む
- 既にあなたのことを知っていて、あなたの記事を読む
検索の場合は、「どんなキーワードで検索するのか」を考える必要があります。しかも、検索した人の気持ちは、「早く答えを知りたい!」ですから、答えを冒頭に持ってくるという工夫が必要です。
さらに、検索ではライバル記事も一覧に並び、あなたの記事は一覧の中のひとつです。なので、記事タイトルで興味を引かなければ、そもそもクリックされず、読まれません。
SNSのシェアで読まれる場合はどうでしょうか?読者は、「あなたの記事を読もう」とSNSを見ているわけではありません。フラットな状態で、あなたの記事がたまたまシェアされてきた、という状態です。
そこで読んでもらうためには、興味を引くタイトルにする他、クリックしたくなるような画像を用意しておくと良いかな・・・という工夫が考えられます。
既にあなたのことを知っていて、あなたの記事を読まれる場合は、少し状況が違います。すでにあなたの知り合い、もしくはファンなので、提示してくれれば読んでくれそうです。メルマガなどで紹介するなど、積極的に読む機会を提供すればいいだけかもしれません。
また、ブログ内で関連記事から読まれる場合もあります。その場合には、ブログ内に関連記事として出すなど、読んでくれるような導線を作りこんでおくことが大切です。
1-2.読みやすい全体構成になっているか?
ふたつめは、記事の全体構成です。起承転結のように、読まれる文章にはある程度の「決まり形」があります。その「型」が、記事の全体構成です。
ブログでは、記事を3つに分けて考えます。
- トップコピー
- ボディコピー
- ボトムコピー
トップコピーで読者の興味を引きつける
最初に読者が目にするのは、記事のタイトルです。そして、クリックした直後に読むのが導入文(リード文)です。この、タイトル+リード文を「トップコピー」と言います。トップコピーの役割は、読者に興味を持たせて続きを読みたいと思ってもらうことです。
ブログは、タイトルが魅力的じゃないと、そもそも記事を見てもらえません。記事を読みたいと思えるような面白そうなタイトルや、役に立ちそうと思えるタイトルになっていないと、クリックすらされないのです。
また、記事の導入文でつまらない、役に立たないと感じると、やはり読み進めてもらえません。リード文も重要です。リード文を記事を読んだ時に、自分の手に入れたい情報がありそうなのか、ないのか。全然違うことが書いてあるのか・・・それによって読者は続きを読むかどうかを決めます。
ボディコピーで有益な情報を提供する
ボディコピーは、伝えたい内容を伝えるパートです。コンテンツの中身そのものですね。
このボディコピーが、読者への価値提供となります。ボディコピーの質次第で、メルマガ登録などの「行動を起こしてくれるか」が決まります。記事をシェアしてもらえるかも、ボディコピーの内容によります。
ボディコピーも、読者の目線になって読みやすい構成にすることが大切。ただ長く書けばいいわけではありません。見出し+本文の形で展開していき、「どこに何が書いてあるのか」を明確にしていきます。
ボトムコピーでまとめ&行動を促す
ボトムコピーは、最後に記事の要点をまとめてもう一回伝えたり、この記事を読んでもらった人に次にどうしてほしいのか・・・などと行動を促すパートです。CTA(Call To Action)とも言われます。
このように、ざっくりとした構成を決めておけば、読み手側の立場に立ったときに、スッキリとしていて読みやすい文章になります。また、書くときにも迷いません。
興味ある人にとって、どこに何が書いてあるのかが分かりやすく、読みやすさを意識した書き方をしていれば、自然と読んでもらえるようになるわけです。
読んでもらいやすくするためのテクニックが、この文章の全体構成というところなんですね。
1-3.ブログの特性を意識した書き方をしているか?
ブログと一般の本や雑誌は、全く違うメディアです。普通の本のような書き方や、ビジネス文章の書き方では、ブログを効果的に活用できませんし、なかなか読んでもらえるようにはなりません。
ブログの特性を意識した書き方をします。
興味をひかない記事は3秒で離脱される
あなたも、こんな経験がありますよね。
調べ物をしていてGoogleでキーワードを入れて検索して、トップに出てきた記事を開く。でも、パッと見のサイトの印象がイマイチ。書き出しがイマイチ。記事が分かりづらそう。。。という理由で、記事を離れて、2番目の記事を開く・・・
これは、当然なんです。あなたと同様に、あなたの読者も、「マイナス印象」を抱くと、すぐに離脱します。
「この記事をガッツリ読むぞ」という状態でブログを読まれることはほとんどありません。そこが、一般の本と大きく違うところです。
たまたま検索で引っかかったり、SNSでシェアされてきた。そんな些細なきっかけで記事を見られるのです。
まずタイトルを見た瞬間に、興味が無ければクリックされません。クリックされなければ、あなたの記事はないのと同じことです。
次に、クリックしてもらえたら、導入文を流し読みされます。このときに、「私の欲しい情報と違うな・・・」とか「この記事はなんかつまんなそう・・・」と感じてしまうと、すぐに✖ボタンを押してページから去っていきます。
せっかく頑張って記事を書いていても、伝え方が良くないと離脱されてしまうんです。
そして、読み進めてもらっていっても、検索したキーワードに対する答えが無いと、ストレスです。他の記事を探しに行こう・・・と自分のブログから離脱されてしまいます。
ブログを書く際に気を付けたい3つのこと
では、ブログを書くときには何に注意をすればいいのか。それは、以下の3つです。
- 検索に対する結論を先に書くこと
- 見出しで興味を引くこと
- 読者に価値を提供すること
他にも、見やすいレイアウトであることや、余計な広告が無いことも読まれるために必要な要素です。
パッと見のページの印象は1秒で判断されますし、記事の読み込みスピードが遅いのも離脱される原因になります。いかにストレスなく、読まれるものを提供できているかも大切な要素ですね。
1-4.SEOを意識した書き方をしているか?
SEO(サーチエンジンオプティマイゼーション)とは、検索エンジン最適化のことです。かみ砕いて言うと検索エンジンの上位に表示させるために、効果的な書き方をしましょう、ということです。
ブログに書かれた文章を読むのは人間ですが、どのブログ記事を検索上位に表示するかは、検索エンジンのアルゴリズムが決めています。
例えばGoogleにキーワードを入れて検索したら、Googleのコンピュータが検索キーワードに対してマッチしている記事を探し出し、それをどの順番で表示するかを、一定の方法で決めています。
Googleは、ユーザーが入力したキーワードから、それにマッチする記事を上位表示させることが、サービスの根幹です。ですから、Googleにとって価値の高い記事と判断されるように、検索キーワードとあなたの記事をマッチさせるように書くのがSEOライティングです。
Googleの理念が分かれば、目指すべき書き方が分かってくる
Googleの基本的な理念は、「ユーザーファースト」です。以下に Googleが掲げている10の理念を引用します。https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html
Google が掲げる 10 の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能します。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
この理念に沿うように記事が書ければ、Googleが目指すべき方向と一致するので、価値が高い記事と判断やすくなります。では、そのためにどうすればよいのかを以下に解説していきます。
記事コンテンツの質と量を高める
ユーザーに焦点を絞れば、「ユーザーの欲しがる情報を提供しているもの」が高評価を勝ち取るのは当然です。事実、検索上位のサイトは、独自の切り口で掘り下げたコンテンツで、キーワードに関連する記事を書いているものが多くあります。
また、文字数も多い方が上位に表示される傾向にあるようです。しかし、文字数だけでなく、ユーザーが満足するものである必要があります。
具体的な文字数の決まりはありませんが、1,000文字程度あれば低品質なものにはならないと言われています。
ページタイトルや見出しを最適化する
検索してきたキーワードが、タイトルに入っていれば、関連性が強いのは明らかですよね。しかも、スマホで閲覧した場合もキーワードが表示させるため、タイトルの前方にキーワードを持ってくることが重要です。
また、関連するキーワードを盛り込むのも効果的です。
ただし、不自然にキーワードだけを入れ込んでも、それはかえって逆効果です。読みづらくなって、離脱率が下がってしまうと、「質の低い記事」と認識されてしまうからです。
見出しを使って、記事の構造を分かりやすくするのも有効です。ユーザーにとって読みやすくなるだけでなく、Googleがページをクロールする際に、正しくページ内容を読み取ることに繋がります。タグの構造を守り、見出しタグを効果的に挟みましょう。また、見出しにも関連キーワードを入れると、記事の関連性が強まります。
そもそも、検索数が多いようなキーワードを選定する
誰も検索しないようなキーワードでブログをいくら書いても、誰にも検索されることはありません。記事を書く前にリサーチして、どういうキーワードで検索があるか、関連するキーワードは何かなどを考え、記事を書くのもSEO対策です。
1-5.分かりやすい、読みやすい文章であるか?
ブログに関わらない、分かりやすい・読みやすい文章を書くことももちろん必要です。基本的な文章力を上げるために必須のものを3つに絞ってご紹介してます。
文章を削って洗練させる
ひとつめは、文章を削るということです。文章は、削れば削るほど洗練されます。
文章の重複、言葉の重複を省き、冗長な表現をスッキリさせることで、伝わるメッセージとなります。
また、単語や余計な言葉も省きましょう。癖で多いのが、「~という」とか、「~といった」「~のような」「できます」等の言葉。柔らかい、言葉を言い切らない、曖昧にできる便利な言葉ですが、言葉が弱まるのでおススメしません。
いきなり読みやすい文章を書こうとするのはNG。まずはザックリと書いてから、修正していくという方針で取り組んでください。
最初に書くときには、自由に、想いのままに書いて、発想を広げましょう。
その後で文章の添削・修正を行い、余分なものを削除しながら精度を上げていく・・・と、分かりやすい文章に仕上がります。
1文を短くして、主語・述語を明らかにする
ふたつめは、1文を短くすることです。
一文を短くすることで、主語と述語の関係が明確になり、理解しやすい文章になります。逆に、文章が長いと、主語・述語が曖昧になり、何が言いたいのかがわからなくなります。
文章が短いと、スパッスパッと歯切れがよくなり、リズム感も向上します。リズムを持たせるというのも大切。語尾に気を付けてください。
ただし、毎回同じような語尾だと、違和感を覚えます。「〇〇です。〇〇です。〇〇です。」と同じような語尾が続くと、バカっぽく見られます。語尾はリズム感を味付けする要素なので、同じものをかぶせないように気をつけましょう。
勘違いの起こらない、分かりやすい表現を使う
みっつめは、簡易な表現にすることです。読みづらい漢字を使わず、勘違いの起こらない表現で書きます。
読者は、文章を読みながら少しでも不明点が出てくると、読む途中で集中力を欠きます。そして、飽きてしまいます。『誰にでも分かるような平素な表現』である必要はありません。が、想定している読者にとって、不明点の無い文章を書きましょう。
想定読者が専門用語を使って当然のように理解するのであれば、それに合わせるべきです。
本当に知識がない、検索して初めてそのことを知るような知識レベルの人を対象とするのであれば、比喩を使うなどしてイメージを持たせましょう。
やはり、どんな読者に向けて記事を書くのかを想定することが非常に大事なのです。
2.ブログを書く目的を明確にする
ブログの書き方についてはこれまでお伝えしてきましたが、改めて考えてみてください。
あなたがブログを書く目的は何なのでしょうか??
そこを明確にしなければ、「ただ書く」だけの作業になってしまい、書くモチベーションにつながりません。
情報をより多くの人に発信していきたいなら、その実績はPV数で測定できます。SNSなどでシェアを多くもらうような方針を目指して、その施策を考えて実行するなど、具体的な方針を出せます。
コーチ・コンサルなどの個人ビジネスで、「見込み客を集めたい」のであれば、集まった見込み客の数で測定できます。ブログで価値のある情報を提供するほか、自分のメルマガやLINE@などに登録してもらうなど、具体的に取ってほしい行動が明確になります。
自分のノウハウの整理、アウトプットという目的で記事を書くのも良いでしょう。その場合は、記事数が目安になるかもしれません。
日々のアウトプットの習慣をつける、という場合は、連続投稿日数などが目安になります。
いずれにせよ、自分がどんな目的でブログに取り組むのかをハッキリさせておきましょう。記事を作るのはそれなりにパワーのかかる仕事ですから、目的があいまいなままでは、「ただの無駄作業」になりかねません。
そして、目標を数値化して、達成状況を見ながら、改善を重ねていく・・・これが、効果的なブログの運営に繋がっていきます。
3.大切なのはブログを書き続けること
特に始めたての頃は、ブログのPV数はなかなか伸びずに、悩んでしまうことがあることでしょう。積極的にSNSでシェアしていけば広まりますが、「検索」は一朝一夕には結果が出ません。
その状態で、PV数ばかりチェックするのは、モチベーションが下がる原因にもなりかねません。
いろいろなアクセスアップの方法を調べて、それらを試すのも有効です。しかし、それにばかり時間を取られて肝心の記事の更新が滞ってしまっては意味がありません。
突き詰めると、良い記事を書き続けることが、一番のアクセスアップにつながります。
3か月後、半年後を見据えて、長期的に構えていきましょう。
読者に有益な記事を書き続けていけば、少しずつブログの価値が高まり、やがて数字に表れていきます。大切なことは、結果は後からついてくると信じて、書き続けることです。書き続けていけばスキルも上がってくるので、記事の質も自然と上がり、良いコンテンツを提供できるようになるという、いい循環に入っていきます。
あなたの発信する情報には必ず価値があり、それを求めている読者が増えていきます。
おわりに
ブログの書き方の5つの視点をご紹介しました。すでに実践しているところもあれば、もっと伸ばしていった方がいいところが見つかったことでしょう。これらのブログの書き方を参考に、少しずつ改善していけば、より読まれる記事が書けるようになっていきます。
毎日の仕事がある中でブログを更新する場合、「継続」が一番の難しいポイントとなることがあります。ビジネスに取り組む場合には、「何故、このブログを書くのか?」の目的を明確に持ちましょう。
そのうえで、長期的な視点に立って、日々のブログ更新に取り組んでみてください。
佐藤 友康
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