ヒーラーで集客の課題を解決するためにやるべきこととは?

Pocket

欧米諸国ならびに先進国各国では、すでに市民権を得ているヒーラーというお仕事ですが、日本ではまだまだヒーラーの数が少なく、様々なジャンルがあれど集客という部分ではどのヒーラーさんも課題を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回はヒーラーというビジネスを展開する中で、集客の課題を解決するためにすぐにでもやるべきこととはどのようなことなのか?という部分についてご紹介していきます。

価格設定に成功すれば集客は8割成功する

集客の課題を解決するためにやるべきこと、一つ目は価格設定です。いきなり価格設定が出てくる事に面食らった方もいらっしゃるかもしれませんが、実は価格設定に成功すれば集客は8割成功したと言っても決して過言ではないのです。これは2つの例え話を見るとよく理解でき、この後の解説もスムーズに理解できます。例えば、想像して下さい。

安全性の高い新車を700万円を出して購入しようとしている人に、3万円のオンボロの中古車を売ることは簡単でしょうか?きっと難しいでしょう。何しろお客様は値段ではなく安全性で車を買おうとしているのですから。もっと突き詰めれば、安すぎる医者にかかる人はいるだろうか?という話になります。

ヒーラーというのはどのような業種であれ特別な仕事であり、ヒーラーさんというのは特別な能力を持った先生ということになります。その特別なヒーラーの仕事には必ず、特別な価値というものが付随するわけです。特別な仕事に値引きというものはありません。何故でしょうか。

そもそも値引きというのは、供給過多の状態で競合他社に負けないために値引きを行うというのがセオリーですが、ヒーラーという特別な仕事についてはそもそも競合というものが存在しないケースも多々あります。そのため、まずヒーラーというお仕事で極端な値引きや極端に安い値段設定というのはあまりおすすめできません。そして何よりもお客さんの視点に立って考えるとわかるのですが、

・ヒーラーさんが何かオドオドしている
・自信がなさそう
・料金も低額で結構ですと言われる

このような状況下で、さらに自信がないから安いのです、始めたばかりだから安いのです、と言われたとします。その時あなたは安心してヒーラーさんに全てを預けることはできるでしょうか?そういったことからも、ヒーラーで集客の課題を解決するためにはまず特別な値引きをせず、適正な価格か、それより少し高いくらいの価格設定で挑み、途中で絶対に値引きなどを大きく宣伝したりしないことが重要です。

もしどうしても値引きを行いたい・値引きをすることでお客さんを集客する起爆剤にしたい、ということであればお客さんへ無条件に値引きをするのではなく、何かしらお客さんからのアクションと引き換え、という条件を設定しましょう。

例えばお客様と一緒に最後に写真を撮っていただき、それをサロンに飾らせて頂くとか、さらに写真にサインをいただく、または他の方にオススメをいただくなど、お客様にアクションを求めてその対価を支払うということで施術の料金を引き下げるということであれば等価交換の原則が働きます。
それなら傍目から見てもあらぬ心配を招くこともなくなるわけです。簡単に言ってしまえばお客さんのアクションなしに無条件に値引きをしているようなヒーラーさんはあまり信頼ができないと言われても仕方がありません。

どうしても地域的な問題や様々な競合の問題から、無条件に値下げをしなければ勝負をすることができない、とお考えのヒーラーさんについても同様です。絶対にネガティブな理由があるので値引きをします、などという話はしてはいけません。最低限でも感謝の意を込めて値下げをしています、もしくはお客様がたくさんいらっしゃっていただいているので還元ということで値下げ致します、などポジティブな理由をつけるようにするとよいでしょう

お客様の声は何よりのチラシ

突然ですが、人間誰しも何よりも有形物というものを信頼します。高齢の方に顕著な特徴ではありますが、例えばインターネットのお仕事と高齢の方にお伝えしても無形物を扱う商売である以上信用ならぬ、ということであまり信頼が得られなかったりするのではないでしょうか。

ところが、同じ人にインターネットで商売をしているよ、これが紙で印刷された自分の仕事の成果物だよ、とグラフィックデザインなどの紙を渡したり、あるいはデジタルサイネージなどで現物になったものを見せた瞬間、お年寄りは一気に信頼感を持つのです。

ここまで顕著ではありませんが、老若男女問わず人は何よりも有形物を信頼する傾向にあります。このヒーラーというお仕事はどちらかと言うと無形物のお仕事となります。つまり無形の成果物を納品するような仕事と言い換えることができます。

それ自体は大変素晴らしいことなのですが、どうしても万人から信頼を得るという部分にはまだまだ課題が山積しています。そこでまずは、無形を有形にしてみるという方法があります。そこが今回のテーマである「お客様の声が何よりのチラシ」という話に繋がっていきます。では無形の成果を有形にするとはどのような作業が必要なのでしょうか。

実は非常に簡単な事ばかりで、写真でも結構です。お客様のSNS上の日記でも結構です。何かブログなどにレポートを掲載していただいても結構です。また、もう少し小さく考えるのであれば地域の公民館などのコミュニティスペースなどにレポートの紙を手書きで投稿してもらっても良いでしょう。

先程の通り、場合によってはinstagramなどのSNSに投稿してもらって一気に拡散してもらうという方法もあります。

ただしSNSについては、よほどWEBマーケティングの取扱いに長けている人でなければ、そもそもこのビジネスとの相性の問題もあり、あらぬ方向に拡散する可能性がありますので、最初は出来る限りある程度目が届きコントロールの効く地域コミュニティなどへの投稿などを奨励するようにするとよいでしょう。つまり最初はリアルな世界での口コミに力を入れるべきです。

お客様があなたの営業マンに?!

そして繰り返しきちんとしたヒーラーとしての仕事をしていると、お客様が今度はあなたの営業マンになってくれることがあります。これはどのような業種でもよくある話ではありますが、ヒーラーの仕事というのはお客様との相性が良ければお客様があなたに惚れ込み、お客様から他のお客様へ「この先生はいい先生だよ」と紹介してくれ、結果的に営業マンを買って出てくれることが往々にしてあるわけです。そうなるとお客様も場合によってはヒーラーと、ヒーラーを求める新しいお客様を結びつける、つまり人を救済し、善導する仕事をしていると言えるのです。

その場合はまず営業マンを買って出てくれたお客様に感謝、紹介で来てくれたお客様にも多くの感謝、そしてお客様・新しいお客様・そしてヒーラーの三者の関係性を持てたこと、出会いをできたことに感謝するべきです。さらに紹介者には必ず感謝とセットで何らかのベネフィット、つまり利益を提供するようにしましょう。ただし、何か利益をと言っても現金でのキャッシュバックなどはお勧めできません。

現金というものが動いてしまうと、そこで「現金を得ること」というのが目的になってしまい、潜在意識下でお客様がヒーラーとの出会いを心から望んでいるわけではない人にも強引にヒーラーと結びつけてしまうということが起こります。あまり現金という部分でのベネフィットを提供するとそこでパワーバランスが一気に崩れてしまい、営業の質も下がり・・・という負のスパイラルに落ちてしまう可能性があります。

ヒーラーとしての活動をされている方が営業・集客につまずいてしまうのはここの部分だった、ということがよくあります。そのためあくまでも現金を出すという方向性ではなく、何か施術に関して利益を提供したり、他のお客様に「この人はすごい良い方なんですよ」と紹介して差し上げたり、そういった副次的な部分でベネフィットを提供するようにするとよいでしょう。

そしてさらにあくまでも「謝礼」という形ですので、そこに報酬という概念を持ち込んではなりません。あくまでも多くを出しすぎないようにするとよいでしょう。
ヒーラーという特別なビジネスを展開し、世の中の役に立つのであれば、まずは集客の問題を解決せねばなりません。今回ご紹介した方法で、集客の問題点などをどんどん解決してよりよい循環を呼び寄せましょう。

無料メールマガジン登録