セラピストで起業するために必ずやっておきたいこととは
セラピストという職業もよく聞かれるようになりましたが、どんな職業なのかを説明する場合に難しいことはありませんか。ストレス社会とも言われ、心身ともに疲れている人も多く、人を癒したり痛みを軽減したりする仕事にやりがいを感じている人も多いのではないでしょうか。
セラピストとして起業したいと思っている人のために、起業する際に必ずやっておきたいことを5つのポイントでご紹介します。「セラピストになりたい」という思いを実現するためのポイントをまとめてみました。
まずセラピストとは何なのか?どういう人が向いているのか?
セラピストとはまず何なのかですが、心身を癒したり、治療や療法を行う人です。その治療や療法(セラピー)にはいろいろな種類があり、それぞれにセラピストが存在しています。
具体的なセラピストの種類として、アロマなどによる「リラクゼーションセラピスト」などがあり、安らぎや癒しを提供し療法をする人です。
整体などの「ボディケアセラピスト」は、体の痛みに対して施術していきます。「ビューティケアセラピスト」は、美しさのための施術だけでなく心身ともに美しい状態を目指すようにする人です。「メンタルケアセラピスト」は、メンタル面の心の痛みなどにアプローチし、その改善のために本人の気づきを促したりします。
それぞれに人の心や体について関わっていく仕事ですが、セラピストになりたいといった場合にそれではカウンセラーとはどこが違うのかといったこともはじめに知っておく必要があります。カウンセラーと比較した場合に、カウンセラーは受動的に相談などを聞くのに対し、セラピストは積極的にその人に働きかけていくことが多いのが特徴です。セラピストの場合は、それだけ人へのアプローチが大切ということになります。そうした意識の高い人、積極的にアプローチができるホスピタル精神の高い人がおすすめと言えるでしょう。
どんなセラピストになりたいのか
起業をする際には、どんな職種であれ大切なことだと思いますが、まずどんなセラピストになりたいのかを明確に持っていることが大切です。理想となるようなセラピストの人がいればそれが一番具体的かもしれません。
どんな人を相手にどんなセラピストを目指したいかです。例えば、アロマセラピストになりたい場合に、若い20代の仕事に疲れているOLの人々を癒したいと思っているのか、子育てに疲れた30代、そしてもっと中高年の体力に自信がない人を癒したいと思っているのかを実際に考えてみましょう。自分が一番思い描く対象をしっかり頭に置くことが大切です。
そんなことはやってみないとわからないなどというのは、まだしっかり起業のターゲットが絞れていないと言えるでしょう。対象を考えることで、どんな場所で起業したらいいのかもわかってきますので重要なことです。
・20代のOLの人々が対象の場合→ビジネス街で仕事帰りに寄れるような場所がベストです。
・子育てで疲れているお母さんたちが対象の場合→住宅街に起業するようにしましょう。
自分が対象としている人々を思い描くことで起業する場所も一緒に想像できるようになりますのでおすすめです。
思いだけではなくしっかりとした知識も必要、資格取得もおすすめ
また、起業したいという思いだけでなく、知識や資格を得ておくことも必要です。アロマセラピストでしたら、アロマオイルの精油についての的確な知識が必要で、アロマオイルの性質をきちんと理解し、それをブレンドする力がなくてはいけません。知識と技術を備えておく必要があります。
医薬品ではないので資格がないと取り扱えないというものでもありませんが、ただ、資格を持っていると信頼性があり、起業した場合に来店してもらえるための基準にもなりえます。
今では多くの人がアロマへの興味を持っていますので、知識を持っているということを証明するものとして資格を持っていることは強みでしょう。
アロマセラピストの資格としては、日本アロマ環境協会のアロマセラピー検定がありますので受けてみてはいかがでしょうか。1級と2級があり、年齢や経験は関係なく受けることができる嬉しい資格です。誰もが挑戦できる人気の資格です。2級はアロマテラピーの基礎知識程度で、1級は、精油をブレンドするトリートメントの方法などが問われます。最初から1級を受けることも可能で、どちらも香りのテストが実際に行われる試験です。
起業の方法もいろいろな形態があることを調べましょう
また、起業するといっても様々な形態があることも最初に調べましょう。例えば、アロマセラピストになる場合にも自分がサービスをするサロンを経営する場合とブレンドしたアロマオイルを販売するケース、精油をブレンドする方法を教える教室を開く場合など様々な形態があることを知りましょう。
どの方法が自分に合っているのかを見極めることが必要です。例えば、人と接して実際に思いを聞いたりすることに喜びを感じたいのか、アロマ自体を広めたいのか、アロマの精油のブレンド方法をもっと伝えたいのか、どこに自分が一番興味をもっているのかを最初に明確にした上で起業形態を選びましょう。
それぞれに得意、不得意もあるでしょう。人と接するのが得意な人、苦手な人、説明するのが得意な人、不得手な人などがいます。自分に合った起業の形態を考えてみることが重要です。サービス業が苦手ならばネットで個々の希望を聞いてそれに応じたアロマオイルを販売するという方法もあるかもしれません。
何を優先させるのか、優先順位も付けて
どんな形態でどんな人を対象にしてセラピストをするかを決めたならば、起業する場合に何を優先するのかも考えましょう。例えば、すぐに売り上げを上げたいならば、テナントなどに入ってみるのも資金があるならばいい方法です。店の知名度も上がり、来店数もある程度最初から見込めます。その代わり、それだけの収益を上げていかなければなりませんので、利益がどれだけ見込めるのか最初に計算しておくことも必要です。
資金はあまりかけず地道にやっていきたいならば、賃料が安い住宅街などで起業して、口コミなどを広げて来客数を少しずつ増やしていく方法も考えることができます。
自分の思いを明確にして起業を!
いかがでしょうか。セラピストで起業するために必ずやっておきたいことを5つのポイントに分けてご紹介しました。セラピストについてまず自分自身が理解を深めること、そして自分が理想とするセラピストはどういったものかを熟考すること、それによって起業をしたい形態や場所がわかってくるでしょう。
それらを明確にし、何を優先して起業をしていくのかを最初に考えましょう。自分の思いを明確にして起業をスタートするようにします。そのことが今後の経営を上手くやっていくコツになります。
コンラボ編集部
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