会員制ビジネスをはじめるのは案外簡単

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会員制ビジネスをはじめたい・・・。と思っても、「そうそう簡単にはじめられるものではないだろう」「何もスキルもないし」といったように、「自分なんかでは無理」だと諦めている人も多いのではないでしょうか。

「会員制」ということは、会員になってもらわなければならないのです。では会員になってくれるためには何が必要なのか…と、理屈ばかりを考えているとどうしてもネガティブな方向にばかり進んでしまいがちですが、実際にはそこまで難しい話ではありません。

会員制ビジネスを理解しよう

会員制ビジネスの旨味は会員になってもらうことです。会員になってもらうことによって、「会員限定」「会員だけの特典」といったように「会員になると得だよ」ということを内外にアピール出来ます。この程度のことは誰もがご存知かと思いますが、この方法は実は決して難しい話ではないのです。

なぜなら、会員ビジネスを行うための環境は揃っていると言っても過言ではない世の中になっているのです。かつてインターネットがない時代であれば、会員ビジネスを行おうと思ったら宣伝がとても大変でした。

セミナーを開催するとしても、場所の手配、宣伝。これらをすべてアナログで行わなければなりませんでした。また、会員になってもらうとしても、会員の申し込み、受付…これらもすべてアナログで行わなければなりませんでしたので、ビジネスとして成り立たせるのは少々ハードルが高かったのです。

それが現在ではインターネットの力を借りることによって、案外簡単に出来ることに気付くのではないでしょうか。例えば「月額300円」と銘打ったとしても、クレジットカードで自動に引き落としが出来ます。そのための手続きはインターネット上で簡単に行えます。

かつてであればハガキ等にクレジットカード情報を明記して送ってもらわなければなりませんでした。この作業のおかげで、「面倒だからいいや」と思ってしまった人も多かったことでしょう。ですがインターネットを見ていて良いなと思ったものがあれば、「とりあえず入ってみようかな」と思う人もいるのです。

また、これら無料で会員だけを集める手法であれば、クレジットカード情報さえ不要です。つまり、会員ビジネスをはじめるハードルは、決して高くはないのです。

どれだけの説得力を与えられるのか

会員ビジネスのハードルそのものは決して高いものではありません。ですが、はじめることと多くの会員を獲得することはイコールではありません。はじめるだけであればすぐにでもできるでしょう。

かといってすぐに会員が殺到して…とは限りません。どれだけの会員を獲得出来るかは、結局はどのようなビジネスを展開するかにかかっているのですが、ここで重要なのが主催者の「説得力」です。単純に「この人の話を聞いてみたい」と思われるかどうかです。

決して学歴が高ければ良いわけではありません。経歴、実績。これらが求められます。そのため、プロフィールに関してはそれなりに工夫が必要です。「大学を出て働いていました」だけで、「この人の話を聞いてみたい」と思われるでしょうか。出身大学も説得力の一つですが、それまで何をしてきたのかによって、興味は分かれるものなのです。

一例として、投資の会員ビジネスをと思った時、「これまでの投資で資産が3億円あります」と豪語出来ればある程度の注目を集められるでしょう。もちろんそれが真実でなければ「誇大広告」「詐欺」などとのそしりを受けますので、事実でなければなりません。金融資産が3億円ある「証拠」を見せつけられたなら、大きな説得力となるでしょう。証券口座残高や、利益が出た時の取引のスクリーンショットでも良いでしょう。

ただ単に文字だけで「投資で勝っています」ではなく、自分だけの画像を添付することによって「この人は本当に勝っている」「この人は本当に金融資産を持っている」と思ってもらえれば、「話を聞いてみよう」になるのです。

もちろんこれは投資関連の話だけではありません。どのような会員ビジネスであれ、自分自身のプロフィール等でどれだけ説得力をもたらすことが出来るのかによって、食いつきは大きく異なります。

高学歴でも、さらには人に誇れるようなものがないのであれば、商品そのものの説得力を出すしかありませんが、いずれにせよここで大きな違いが生まれます。会員ビジネスはまずは会員になってもらうことが重要なのですから。

どうすれば会員になってもらえるの?

会員ビジネスが決して難しくはないとする根拠として、いきなりお金を徴収する形ではなく、「まずは無料で」からはじめることが出来る点にあります。無料であっても登録してもらえれば、自分が配信する情報を見てくれます。

そこで「この人の話は面白い」「セミナーとかないのかな」と、無料だからと興味本位で登録した会員を「本気」にさせることが出来るのです。

つまり、会員ビジネスは、いきなりお金を出してもらうところからはじめるのではなく、まずは無料登録からはじめてもらうことが可能なので、徐々にすそ野を広げていくことも出来るのです。そこで会員を満足させ続ければ、評判も高まっていくでしょう。

評判が高まれば、当初は「会員になって下さい」というスタンスだったものが、「会員になりたいならいつでもどうぞ」と、売り手側から徐々に買い手側へとシフトチェンジ出来るのです。これらは決して難しい話ではありません。無料会員に登録するためにはメールアドレスが必要ですが、登録が簡単であれば興味本位で登録する人は多数います。

もちろんそのすべてがお金を払う会員になってくれるわけではありませんが、「絶対にお金は出さない」という人もいれば「有益な情報にはお金を出しても良い」と思っている人も多いです。いずれにせよ、まずは会員になってもらうためのハードルを下げ、会員ビジネスの実績を作ることが大切です。

会員が増えれば「会員〇〇人突破」と銘打つことが出来ます。ここまで来ると、雪だるま式に会員は増えていきますので、はじめが肝心です。1を2にすることはさほど難しくはないのですが、0を1にするのはとても難しいです。だからこそ、まずは無料登録を可能にするなど、ハードルを下げることが求められるのです。

会員の特権を意識させる

会員になったらどのようなメリットがあるのか。ここで重要なのは、それらをすべて正直に話す必要はありません。それこそ「次回予告」で良いのです。テレビドラマや映画の次回予告を見れば分かるように、「見てみよう」という気持ちにさせるためのものであって、そこですべてネタバレするものではありません。

そもそも、そこでネタバレするようであればわざわざ登録する必要はないのです。「実際はどうなのだろう」「どんなことがあるのだろう」といった興味をひくようなイントロダクションを提供することによって、「ちょっと登録してみようかな」になるのです。つまり、「会員じゃないと見られない」「会員になると得」だと暗にアピールすることによって、登録してもらえます。

そこで大きな武器になるのが「会員限定」の文字です。さわりの部分だけ「今回は特別に無料でみせます」と銘打ち、肝心な部分は「ここから先は会員登録して下さい」とか、あるいは「ここまでは無料会員でも見れます」など、会員登録や、あるいは有料会員になることによってメリットがあるのだとアピールすることによって、「もっとお得な情報があるかもしれない」と相手にアピール出来るのです。このような戦略はとても重要です。

特にインターネット時代は、誰もが簡単に情報を収集出来る時代なので、「無料」に慣れてしまっている人が多いです。

お金を出すことに抵抗があるのではなく「無料で得られるなら無料で良い」と考えているのです。本当に価値があると思えばお金を出してくれますが、探せば無料で見れるような情報だなと思ったらお金を出すことはないのが現代の消費者です。

そのため、無料、あるいは会員登録していない人と、会員登録した際の「お得度」の違いをアピールすることも重要です。登録しなくても同じなら登録する必要がないと判断されてしまいます。

まずは数を増やすこと

会員制ビジネスで考えることは、まずは「広く浅く」です。「狭く深く」はある程度絞れてから方向転換すべきであって、まずは広く浅くを目指しましょう。

単純な計算は出来ませんが、会員の1%がコアな会員になってくれるとすれば、100人であれば1人ですが1000人であれば10人です。もちろんこの数字はあくまでも一例ですが、まずは多くの会員を獲得し、いろいろな人に自分のビジネスを見てもらう必要があります。

特にまだまだ何も実績がない状況では、消費者としても旨味を感じていないのです。登録することでどのようなメリットが受けられるのか、何がお得になるのか。

これらを上手くチラチラと意識させて、会員を増やすことを考えてみましょう。そのためには宣伝も大切ですが、今の時代はインターネットという誰もが情報発信出来る世界があるのです。

SNS等を上手く駆使することによって、情報は様々な人に拡散します。かつてであればこのような手法はあり得ないことでした。ですがインターネットを活用すれば、知名度がなくとも工夫次第で会員制ビジネスを上手く展開することが出来るのです。

もちろんそこにはビジネスの有益性やSNSにしても闇雲に使うのではなく、工夫が求められるのですが、会員制ビジネスそのものは決してハードルの高いものではないことに気付いたのではないでしょうか。

有名人でなければ出来ないものだと思っている人もいるかもしれませんが、会員制ビジネスを上手く活用することで有名人になる可能性もあるのです。

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