実は難しくない!セミナー講師で起業する
起業するのであればセミナー起業もおすすめです。
ビジネスといえば仕入れて売り、利益を上げるものというイメージがあります。仕入れしない場合は自分で作ることもできるのですが、そこでかかったお金以上で売らなければ利益になりません。
これがセミナーの場合、いわば自分のこれまでの経験やビジネス観、成功の軌跡を発表するだけでコストはゼロ。更に他にも数多くのメリットがあるのです。
「自分が主役」セミナー起業のメリット
セミナー起業には数多くのメリットがあります。
まず、セミナーを行うということは自分が「教える側」になりますので、それまでのように頭を下げる側ではなく、頭を下げてもらう側になると言っても良いでしょう。
もちろん「だから偉そうにして良い」という訳ではないのですが、例えば同じ言葉であっても営業マンの言葉とセミナーの先生の言葉とではやはり意味合いは変わってくるのではないでしょうか。
営業マンにすすめられても「物を売りたいだけなんだろうな」としか思わない人でも、セミナーの講師の言葉であれば「これは良いかもしれない」になるのです。
つまり、自分自身がビジネスの主役になるのです。
不良在庫が出にくい
セミナー起業の大きなメリットはここにあります。
先にビジネスは物を売るものだとお話しましたが、物を売るということは「物」がなければなりません。作るなり仕入れるなり、相手が「お金を出しても良い」と思えるものを用意し、売却することがいわばビジネスです。これはどのような産業でも同じです。
お金を出す側が「お金を出しても良い」と思えるものを提供することになるのですが、一般的なビジネスの場合、物を作っても売れなかったり、仕入れても売れない場合もありますむしろその方が多いのではないでしょうか。その場合、不良在庫となってしまいます。作るにせよ仕入れるにせよ、出費がかかります。
つまり、物が売れなければ利益にならないだけではなく、負債になってしまうのです。また、大きな物の場合、保管するためのスペースも必要です。
その代表が中古車です。
中古車をオークション等で仕入れて売る。ビジネスとしてはおかしくないのですが、仕入れた中古車をどこで保管するのかという問題も生じます。地下が高い所であれば保管するお金とて莫大なものになるでしょう。いくら経費で落とせるものではあっても、先立つお金がなければビジネスを維持することができません。
その点セミナー起業の場合、あくまでも自分の経験やビジネスといった「それまでの経験」をトークスキルによって披露します。保管しておく場所を確保することもありませんし、教材も自分でパワーポイント等で作ればよいのです。つまり、「売れないから多額の負債を抱えてしまう」がないのです。
副業でもできるメリット
セミナー起業は「やるなら本業に」と指定されている訳ではありません。
ビジネスになりますので、需要のあるセミナーであれば副業であろうが本業であろうが、そこにお客は集まるのです。実際、副業でセミナー起業を行っている人も多いのです。
例えば本業での経験を活かしてセミナー起業を行うのも良いでしょう。
本業が営業であれば、「営業マンが教える契約獲得術」といった類のものは、やはり気になる人は多いものです。一方、本業とはまったく関係ないジャンルでのセミナー起業もありです。自分の趣味を活かしたり、それまでの人脈からセミナー起業を行ったり。
例えば登山が趣味で、それまで登山をビジネスとしてではなく、純粋に趣味として楽しんでいたものの、自分のこれまでの登山経験をもっと多くの人に伝えたいと思ってセミナー起業する。決して大金を取るとかではなく、登山にはどのような装備が良いのかや、おすすめの山や保険等のレクチャーが大当たりする可能性もあるでしょう。
セミナー起業がそこまで難しくはないものだからこそ、本業でも副業でも「自分次第」で成功が見えるのです。
新規開拓の可能性がある
セミナーの魅力は顧客と自分が直接向き合うことになりますので、顧客を新規獲得できる点がメリットです。
例えば会社の営業マンであれば、どれだけ自分が頑張っても、それは自分のお客ではないのです。会社のお客なのです。
営業成績が良いので、「あのお客たちが自分についてきてくれればやって行けるだろう」とつい調子に乗って独立したものの、そのお客は「会社のお客」だったので、退社する人間にまで付いていこうとは思わないでしょう。この手の勘違いは多く、独立で失敗する事例として最も多いものです。
その点セミナーで付いてくれたお客は「自分のお客」になりますので、そこからどのような展開になるのかはすべて自分次第です。会社の営業マンが会社の裁量を超えて自分勝手なことを行うことは許されません。ですがセミナー起業で獲得した自分のお客とどのような付き合いをするのかはすべて自分の自由です。
時には自分の予期していない付き合いとなり、思わぬ形でチャンスが転がり込んでくることもゼロではないのです。
セミナー起業にも2種類ある
いくらセミナー起業がそこまで難しいものではないとはいえ、セミナー起業にも2通りのものがあることくらいは覚えておくべきでしょう。
セミナーそのものが目的
一つはセミナーそのものが目的のタイプ。
セミナーの参加料で利益を上げようと考えるのはこちらです。ですが一方では、本当に売りたい商材があるものの、いきなり販売しようと思っても難しいことのほうが多いのです。その場合、料金を安くすることで参加者を広く募り、そこから何人かの顧客を獲得すタイプのセミナーがベターです。
「顧客獲得型」のセミナー
もし、ビジネスとしてセミナー講師を目指すのであれば、後者の「顧客獲得型」のセミナーが良いでしょう。
なぜなら、セミナーの参加料で収益を上げるタイプの場合、先細りになるのが目に見えているからです。参加者とて情報には貪欲です。そのため、先細りになっていくセミナーには徐々に参加しなくなるでしょう。
また、自分自身も企画力がなければ何度も何度もセミナーを開催するのは難しいのではないでしょうか。
その点、顧客獲得型のセミナーであれば、違うエリアで開催すれば毎回同じ内容でも良いのです。そして参加者の中から顧客を獲得できれば、深い付き合いをしていけばよいのです。
コンラボ編集部
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