「ポカリスエット」コンセプト変遷史
北野です、
このところ、
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コンセプト構築力をアップさせる方法
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・・・について書いています。
バックナンバーはこちらです。
・コンセプト力のトレーニング法
⇒ https://conlabo.jp//blog20150905-1780
・コンセプト脳の作り方
⇒ https://conlabo.jp//20150907-1784
・35年の超ロングセラー商品の、、、、
⇒ https://conlabo.jp//blog20150908-1788
それで、
「売れるコンセプト構築力」を
高めるためのトレーニング法として、
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「結局のところ、
ひと言で言うと何なの????」
===============
これを常に癖づける、ということが
大切、という話をしました。
⇒ https://conlabo.jp//20150907-1784
その事例として、
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ポカリスエット
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を取り上げました。
ポカリは35年ものロングセラー商品
なんですが、販売当初は米国の
「ゲータレード」が先行商品とした
ありました。
・ゲータレード:スポーツ飲料
・ポカリスエット:日常生活の中で飲む飲料
…という風にコンセプトを
ずらすことで後発ながら大ヒットした
わけです。
ただ、35年ものロングセラーに
なるためにはやはり、時代に合わせて
コンセプトを微妙に変えて、
新鮮さを保っているんですよね。
では、35年のポカリスエットの
コンセプトの変遷を見ていきましょう。
コンセプトを見るには、
ポカリスエットを一言で表した
タグライン(キャッチフレーズのようなもの)
を見るのが手っ取り早いです。
こんな感じです。
1980年 – :アルカリイオン飲料
1983年 – :アイソトニック飲料
1984年 – :イオンサプライ
1992年 – :リフレシュメント・ ウォーター
1999年 – :ボディ・リクエスト
2002年 – :イオンサプライドリンク
ちなみに現在は
「イオンサプライドリンク」ですね。
「アルカリイオン」とか「アイソトニック」
(※アイソトニック:体液に近い浸透圧を
持つ電解質)というのは、スポーツ飲料の
流れを組んだコンセプトで
「スポーツ飲料の機能性を持つ一般飲料」
… みたいなところを狙っていました。
ちなみに最初は「飲む点滴」がコンセプト
だったとか、、、、。
で、その後の
「リフレッシュメントウォーター」
とか「ボディリクエスト」
なんかは、もっと層をぐっーと広げて、
「カラダの乾きを潤しリフレッシュさせる」
みたいなコンセプトになっていますよね。
ただ、それだと曖昧だし、ポカリらしさが
薄れているような気がしますよね?
そんな訳で、現在は、原点回帰的に
「イオンサプライドリンク」という
ところに戻ってきている、、、、
そんな感じかな、と思います。
飲料市場は超激戦マーケットなので
コンセプト(というかポジショニング
ですね)は常に見直す必要が
あるんでしょうね。
…という訳で、数回に渡って
お届けしてきた
「コンセプト構築力をアップさせる方法」
…ですが、ここで一旦終了します。
とにかく、
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「結局のところ、
ひと言で言うと何なの????」
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これを常に癖づける、ということが
大切で、これが一番のトレーニングに
なると思います。
是非、やってみてくださいね。
では、次回からは、新展開!!!
ということで久々に、
“バリバリ”マーケティングの話を
したいと思います。
では、また。
北野哲正
(香川県高松市のオフィスにて)
追伸:
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「ひとりビジネス」の方は、とにかく、
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「仕事にコントロールされる状態」に
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北野 哲正
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