【決定版】ビジネスブログの書き方テンプレート!読まれるブログに共通する3つのパートとは?
ビジネスブログを運営し始めてしばらく経つのに、
「全然読まれない」
「なかなかPV数が増えない」
「PV数は伸びてもビジネスにつながらない」
と嘆いてませんか??
その悩みは、ブログの書き方を見直すことで改善できます。
ビジネスブログは、通常の日記のブログと同じように書いていても読まれません。何故なら、ビジネスブログの目的にそぐわないからです。ビジネスブログは、読者に価値を提供して、読者に行動を促すという目的があります。
この記事では、読者に行動していただくための、ビジネスブログの書き方をお伝えします。最も基本となるテンプレートで、3つのパート、7つの要素から成り立っています。このテンプレートに沿ってブログを書くことで、読まれる、価値を与えられるブログが書けるようになります。
読者に価値を与えられるようになれば、メールマガジンへの登録やSNSでシェアしてもらえるようになります。そこでようやく、本当の目的でもあるビジネスにつながるようになっていきます。
一度覚えれば、ずっと使えるテンプレートです。
この記事でテンプレートをマスターして、あなたのブログ運営にお役立ててください。
1.ビジネスブログは役割の異なる3つのパートで構成する
ビジネスブログは、読者に価値を提供ながら、自分のビジネスつなげることを目的としたブログです。読者に価値を与えるためには、読者がブログを読みながら、自然に価値を受け取れるような構成で書かれていることが大切です。
読まれるブログのテンプレートは、大きく分けると3つのパートから成り立っています。それは、トップコピー・ボディコピー・ボトムコピーです。
それぞれのパートは、役割が明確に違います。まずはその役割の違いから明確にしていきましょう。
1-1.トップコピーで読者の興味を引き付ける
最初のパートは「トップコピー」です。トップコピーの役割は、記事への興味を引き付け、読者に記事を読み始めてもらうことです。より具体的に言えば、タイトルを見てクリックしてもらって、記事を読み進めようと判断してもらうまでのパートです。
トップコピーで最重要なのが興味を引くこと。「もっと読みたい!」と思ってもらうことです。読んでもらえなければ、この後のパートでどんなに良い内容を書いていても、読者に価値を提供することはできません。
1-2.ボディコピーで読者に価値を提供し、イメージさせる
ふたつめのパートは「ボディコピー」です。ボディコピーの役割は、読者に価値を提供することです。検索したキーワードにマッチしている内容や、読者が欲しがっていることや知りたがっていること、本当に役立つ情報などを文章の形で価値を提供します。価値提供を通じて、読者と信頼関係を構築するパートとも言えます。
ボディコピーで重要なのが、ユーザーの求めている記事を書くことです。求めている記事を書ければ、「この記事を書いている人はプロフェッショナル」と認識されて、あなたの記事をシェアしてくれるなど、ビジネスにつながる行動を取ってくれる可能性が高まります。
また、「コンテンツは王様(Contents is King)」という言葉もあり、ユーザーの役に立つ良質なコンテンツは、Googleにも評価されます。Googleの評価基準として、以下の3点と言われています。
・記事の内容がオリジナルであるかどうか
・サイトの内容と記事の内容がマッチしているかどうか
・記事が定期的に投稿されているかどうか
良質なオリジナルのコンテンツを、定期的に公開していくことが大切です。
1-3.ボトムコピーで簡潔にまとめ、読者の行動を促す
みっつめのパートは、「ボトムコピー」です。ボトムコピーの役割は、読者に行動を取ってもらうことです。記事を読んでいただいた読者の満足度を上げ、具体的な行動を促すパートです。「行動」とは、記事の内容の実践や、資料請求、メールアドレスの登録、SNSでのシェアなど、ブログの運営目的によって異なります。
いずれにしても、「いい記事を読んだなぁ!」で終わらせずに、読者に行動してもらうことを目的とします。
ボトムコピーで重要なのが、読んで頂いた記事に対しての印象を高めることです。「良質の記事だった」と認知されることで、求める行動を取ってもらいやすくなります。その状態にしてから、具体的な求める行動を明確に依頼します。
このトップコピー・ボディコピー・ボトムコピーの3つのパートのフォーマットでブログを書くことが、価値を提供するための王道にして最良の方法です。キーワードで検索してきた人はもちろん、SNSでたまたま記事を見かけた、潜在的にちょっとだけ興味があった人に対しても価値を提供していくことができます。
それでは、各パートを構成する7つの要素をひとつずつ見ていきましょう。以下の図と照らし合わせて読んでいってください。
2.ビジネスブログを構成する7つの要素とは ?
まずはトップコピー、「記事への興味を引き付け、読者に記事を読み始めてもらう」パートは、記事タイトルとリード文の2つの要素に分かれます。
トップコピーの役割は読者に、記事に興味を持たせ、読み始めてもらうということですから、潜在的に興味ある人に対して、能動的に記事を読み始めてもらうことを目的にして書きます。
2-1.ブログはタイトルが最重要!興味性を持たせるタイトルを作る
まずはタイトルですが、ブログは「記事タイトル」が最重要です。
ブログを読まれるルートは、大きく分けて3つあります。ひとつは、GoogleやYahooなどの検索エンジンからの流入、ふたつめはSNSでのシェアからの流入、みっつめは既存読者の流入です。
どのルートで読まれる場合も、最初に目にするのは「タイトル」です。ふと見かけたときに「読みたい!」と思うような、興味を惹かれるようなタイトルでなければ、スルーされてしまいます。
魅力的なタイトルにするためは、以下の3つのどれかを入れると良いです。
・興味性
・ニュース性
・ベネフィット(利益)
興味性とは、「え、何、どういうこと?」とか、「気になる!」と思わせることです。
例えば、「あなたは英語で“こんな”間違いをしていませんか?」のようなタイトルです。「どんな間違いだろう?」「気になって続きが読みたい!」と感じて、ついついクリックしてしまいます。
ニュース性とは、世間で流行していることや新しいことを盛り込むことです。例えば、「今話題の○○が」とか、「日本初上陸!」のようなタイトルです。
ベネフィット(利益)とは、読者が悩んでいることや、知りたいであろうことをそのまま盛り込むことです。例えば、「YouTubeで最も効果の出る集客方法3選」や「超簡単!売れるLPの作り方」のようなタイトルです。
ベネフィット押しでいくときには、数字を盛り込む、簡単さをアピールすると、より魅力的なタイトルになります。
より詳しくは、以下の記事でキャッチコピーの作り方を学ぶとよいでしょう。
即!実践できるキャッチコピーの作り方|反応率を上げる9つのコツ
https://conlabo.jp/how-to-make-headline-449/
また、検索エンジンからの流入を増やす場合には、これにSEO(検索エンジン最適化)を意識したキーワードを入れるなどの工夫も必要です。
2-2.リード文は最初に読まれるコピー。提供する価値を明確に示す
トップコピーのふたつめの要素が、リード文です。リード文とは、記事をクリックしてもらったときに、最初に読者に読まれる、記事の導入文章のことです。
リード文の役割は、記事に興味を持ってもらい、記事を読み進めてもらうことです。
タイトルに興味を持ち、クリックしたとしても、相手はまだ半信半疑の状態です。記事を読むべきかどうかを測っています。
読者の立場で考えれば、1万文字もの記事を読んだ後に、「大した記事じゃなかったな」「求めているモノとは違ったな」と感じれば、無駄な時間を過ごしただけに感じてしまいます。ですから、本文をじっくり読む前に、価値がありそうかどうかを判断します。1万文字もの記事で内容も素晴らしい記事を書くのも重要ですが、その「価値があること」を伝えることのほうがもっと重要です。
リード文を少し読んで興味を持てなければ、読者は記事から離脱します。
ですからリード文には、「あなたの求めていることが書いてある」とか、「この記事を読めば、こんな価値が手に入る」ということを、明確に伝えて、『それなら読み進めようか』と感じてもらうことを目的に書きます。
リード文で本文を読み進めてもらえるようになって、いよいよボディコピーに入っていきます。ボディコピーの文量は記事の大半を占める、価値を提供するパートでしたね。ボディコピーは小見出し、コンテンツ、事例の3つの要素に分かれます。
2-3.小見出しで文章を構造化。記事の内容を端的に示す
まずは小見出しです。小見出しは、ブログを細かなパートに分けて構造化するものです。ブログを読み進めたときに、小見出しだけでおよそどんなことが書いてあるのかが伝わるというのが理想的。キーフレーズを盛り込み、どこに何が書いてあるかが伝わるように書きます。
何故なら、リード文で興味を持ち、本文を読み進めてもらえるとしても、最初から一言一句を細部にわたるまで丁寧に記事を読んでいく・・・という人はごく少数だからです。多くの人は、ざっと流し読みをして、興味のありそうなピンポイントの箇所だけを深く読んでいく・・・という読み方をします。
どこに何が書いてあるかが、ザッと読んだときにも分かる状態を意図的に作りましょう。
ブログのコンテンツを細分化し、パート分けすることで、ブログの構造が分かりやすくなります。読者からすれば、興味のないところは読み飛ばし、興味のあるところだけを重点的に読めるようになります。
また、小見出しも「見出し」のひとつですから、読んでみたいと思ってもらえるように工夫すると効果的です。
教科書のような「●●について」と事柄だけを書くのではなく、この文章を読むと「どんなメリット・ベネフィットが手に入る」とか「それって何!?」と思うような興味性を持たせ、この小見出しのコンテンツを読んでみたい!と思ってもらえるように工夫する必要があります。
小見出しはコンテンツを選んでもらうためのキャッチコピー。考えて魅力的なものを付けると文章が読まれやすくなります。
近年では、Googleの検索も充実してきて、見出しが検索結果画面に表示されるようにもなっています。ですから、見出しをより魅力的なものにすれば、検索結果でそれをクリックしてもらえる確率も上がります。SEOの観点でも、見出しは重要な要素のひとつです。関連キーワードを見出しに盛り込むことも、SEO対策のテクニックの一つとしてあります。
2-4.コンテンツはブログの核。丁寧・簡潔・明確に!
コンテンツは伝えたい内容、情報の中身のことです。
分かりやすく価値の高い情報を提供することが、信頼関係を作って読者の行動を変えていきます。
コンテンツを分かりやすく伝えるためには、ワンテーマ・ワンメッセージが原則です。具体的には、小見出しひとつに対して、伝えるメッセージをひとつに絞ることです。
ひとつの見出しに複数のコンテンツを書いてしまうと、論点がぼやけ、無駄に文章が長くなりがちです。読んだときに分かりづらくなりますし、冗長表現になりやすいという特徴もあります。
伝えたいメッセージが複数あるなら、見出しを分けて別のコンテンツとして切り出しましょう。そうすれば、コンテンツが明確に分かれ、伝えたいメッセージがスッキリします。
2-5.事例でコンテンツを補足し、イメージを膨らませる
そして、コンテンツを補足する役割を持つのが、事例です。
『ブログを書くのは構造が大切』などというメッセージだけでは、ただの『主張』で根拠がありません。一般論や抽象度の高いメッセージを書くだけになると、教科書のようなつまらない、味気の無い文章になります。
実体験などの事例を具体的に書けば、読者も具体的にイメージすることができるようになります。そうすれば、読者自身の経験と照らし合わせながら読み進めることができるようになります。
ブログは、コンテンツをあなたの切り口で伝えることができるメディアです。自分や近しい人の経験談・体験談や、偉人の言葉、有名なエピソードの引用など・・・読者が具体的にイメージできるように、コンテンツと事例はセットで書くことが効果的です。
ボディコピーで価値を提供したところで、ボトムコピーで記事の締めくくり満足度を上げ、求める行動を取ってもらうよう具体的な行動を促します。ボトムコピーには、まとめとCall To Action の2つの要素があります。
2-6.まとめで記事のポイントをおさらい、読者満足度を高める
まず、「まとめ」です。ボディコピーで長い文章を読んできた読者は、「分かったような気分」になっています。しかし、ここでまとめずに終わってしまうと、文章が頭に残りません。長い文章だと読むのに5分・6分かかるわけですから、最初の方に読んだことを忘れています。
最後に、記事の要点をまとめて再度伝えることで、「そうそう、そんなことも読んだな」と学びを繰り返し、理解を深めることができます。まとめがあると、記事全体への満足度向上にもつながります。
「今日はブログの書き方の3つのポイントをお伝えしました。ひとつめは・・・ふたつめは・・・みっつめは・・・ということでした。」
などと書けば、「うん、そうだよね」と、無意識に読者は頭の中で思い出し、復習します。ブログにまとめ文章があるかないかで、満足度が大きく変わることを、あなた自身も読み比べて違いを体感してみてください。
2-7.CTAで読者に求める行動を簡単・簡潔にして示す
満足度が向上した後で、最後のCTA(Call to Action)を入れます。CTAとは、読者に起こしてほしい行動を依頼することです。
ビジネスブログであれば、ただ記事を読んでもらうだけでなく、新規顧客の獲得や自社メディアの拡大や宣伝などの目的があるはずです。
ですから、記事に満足頂いた読者にとって欲しい行動をCTAで依頼します。例えば、
・メルマガに登録してほしい
・SNS でシェアしてほしい
・コメントを残してほしい
などの行動です。
SNSシェアのボタンを用意しておけば、シェアしてくれるか・・・というと、そう簡単ではありません。読者は、記事を読みたいのであって、シェアしたいわけではないのです。ですから、取ってほしい行動を読者任せにするのではなく、書き手側で明確に依頼し、読者が迷わないように自然とシェアできるように促すことが大切です。
※ブログ運営の際には、その運営目的を明確に定めておくことが大切です。その都度CTAを考えるのではなく、ブログ運営の目的に沿うように、CTAを用意します。
このように、ブログを書き始める前に、3つのパートと7つの要素をまとめておけば、書くときに迷うことはありません。読み手側の立場に立ったときにも、スッキリとしていて読みやすい文章になります。
興味ある人にとって、どこに何が書いてあるのかが分かりやすく、読みやすさを意識した書き方をしていれば、自然と読んでもらえるようになるわけです。
読んでもらいやすくするためのテクニックが、この文章の全体構成というところなんですね。
3.読者はあなたのブログに興味が無い!
一般の本では、読者を引き付けるべく注意したり、行動を明確に依頼する・・・といった、ビジネスブログほど丁寧に書かれることはありません。 しかし、なぜブログではここまで丁寧に書く必要があるのでしょうか?
ブログは、一般の本や雑誌とは、全く違うメディアです。読まれ方を意識して書かなければ、読まれるブログとはなりません。書籍のような書き方や、ビジネス文章の書き方では、読まれるブログにはなりづらいのです。
3-1.書籍とブログの読者ではココが違う!
書籍とブログの最大の違いは、「読者がお金を払っているかどうか」という点です。書籍は、読者が自らお金を払ってその本を買い、書いてある内容を読みます。本から、何かしらの情報を受け取ろうという積極的な姿勢の読者が多いのです。
一方でブログは、インターネットで検索した結果や、SNSでシェアされて出てきて、たまたま目に入ったという程度の気軽なメディアです。ほとんどの場合で記事を読む分には無料ですから、読むことに対する目的意識は、書籍に比べて低いです。
ですから、コンテンツの質を高めることはもとより、「いかにして興味を引き、クリックして読み始めてもらうか」と、「いかに離脱させずに最後まで読み進めてもらうか?」を考え抜いて記事を書き上げなければなりません。また、「いかに多くの人の目にとまるか?」という視点でも工夫が必要です。
3-2.興味をひかないタイトルはクリックすらされない
2-1.でお伝えした、ブログが読まれるルートについてもう少し補足します。
ひとつめは、これまでにお伝えしている通り、GoogleやYahooでキーワードを入れて検索して、その検索結果として表示されたあなたのブログを読み始めるということです。GoogleやYahooは、キーワードで検索されたときに、その検索キーワードとマッチした良い記事を上位に表示させるというサービスです。
ですから、GoogleやYahooで上位表示させるために工夫すること(SEO対策)が必要です。それと同時に、検索した人が記事タイトルを見たときにクリックしたくなるように、工夫して、魅力的なタイトルを作ることが大切なのでした。
ふたつめは、TwitterやFacebookなどであなたの記事がシェアされて読み始めるケース、SNSのシェアです。SNSのユーザーの目線で考えると、普通にTwitterやFacebookを使っているなかで、誰かがシェアした記事をたまたま見つける、という状況です。ブログを読みたくてTwitterやFacebookをやっているわけではありません。シェアされてきても、興味をひかないタイトルだったら、スルーされてしまいます。
魅力的な記事タイトルや、気になる写真・画像で記事がシェアされてきたときに、「おっ?何だこれ?」と感じて、それで初めてクリックしようという気になります。
同じように、RSSも同じです。キーワード登録していたら、たまたまあなたのブログが流れてきた状態です。この場合も、能動的に情報収集しているものの、大量に同じようなキーワードのライバル記事が表示されていて、その中でクリックしてもらえるかどうかは、タイトルが魅力的かどうかにかかっています。
みっつめは、もともとあなたのことを知っていて、「あなたが書いた記事だから読みたい」というケース。要するに、あなたのファンです。熱狂的なファンであれば、ブログ更新を知らせれば読んでくれますが、普通は興味も面白みもないタイトルだったら、読まれません。
同じように、あなたのブログサイトに来て、関連記事から読まれるケースも同じで、興味が無いタイトルではクリックすらされません。
3つのルートのどこから読まれるにしても、「面白そう」「有用そう」な記事タイトルをつけないことには、クリックすらしてもらえないのです 。
3-3.コピーライティングの3つのNOT
最後に、ブログをはじめとしたコピーライティングで重要なマインドセット、「3つのNOT」についてご紹介します。一生懸命にブログを書いたとしても、「読んでもらえば、分かってもらえるはず」「書けば、読んでもらえるはず」という前提で書くと、ほぼ失敗します。
自分が書いた文章に対して、お客様は「読まない・信じない・行動しない(Not Read, Not Believe, Not Act)」という立場で書くことが肝心なのです。
お客様は、あなたの文章を読まない(Not Read)
ブログ初心者の頃は、頑張って文章を書いたら、書いた分だけ「必ず読んでくれる」と思っているかもしれません。残念ですが、これは大きな間違いです。「読んでもらえる」という考え方で書かれた文章は、あなたの知り合いがちょっと読んでくれるぐらいで、それ以外の人には読まれません。
文章ではなく、あなたの家のポストに入っているチラシを思い浮かべてください。家に帰ってきてポストを見たときに、何の興味もない会社のチラシが入っていたとして、あなたはそれを読むでしょうか??ほとんどの場合、全く読まずにゴミ箱行きとなることでしょう。
「ちょっと興味ありそう」と感じるチラシなら、とりあえず読んでみようかな、と言う気にはなるかもしれません。
あなたがどこかのチラシに対しての行動と、あなたの記事が例えばSNS上に流れることは、メディアは違うものの、その本質は同じです。興味が無ければクリックすらされず、興味があったら「読んでみようかな」と思ってもらえるぐらいです。
ですから、「よっぽど気をつけないと、お客様にはまず読まれない」ことを認識しなければなりません。だからこそ、記事タイトルが最重要なのです。
お客様は、あなたの文章を信じない(Not Believe)
タイトルやリード文で興味を引いて、読み進めてもらったとしても、疑いながらあなたの文章を読んでいます。あなたの文章は、信じられない前提で読まれるのです。
では、信じてもらうためにはどうするか??
信じられる根拠を提示してあげればよいんです。疑いつつも興味があって読んでいるので、「なるほど!」という納得感があれば、あなたの考えを受け入れてもらえます。
根拠となるのが、「事例」です。読者も体験してそうな事例や、想像しやすい近しい事例を用いることで、読者の頭の中でイメージを作ることができます。
あなたの主張とそれを具体的に解説する事例があれば、より理解が深まります。
事例の中には、あなたの主張を実践した「結果」を示すというのも手ですね。ダイエット商品などでは、Before-Afterの写真を出して事例・根拠としますよね。
事例などで信頼を重ねることで、「信じない」の壁をクリアしていけます。
お客様は、あなたの思った通りに動かない(Not Act)
「メルマガに登録」だったり、「SNSにシェア」だったり、「資料請求」だったり・・・能動的に行動してもらうのは、かなりハードルが高いです。
読者は、メルマガ登録や、SNSにシェアするためにあなたの記事を読んでいるわけではありません。タイトルに興味を持ち、情報を得るために記事を読んだのです。
記事を読んでもらって、主張が「確かなものだ」と信じてもらったとしても、お客様は能動的には行動してくれません。面倒くさい行動はしたくないというのが本音だからです。
「このボタンを押してメールマガジンに登録してください」
「このボタンを押して、出てくるポップアップにメールアドレスを入力して、資料請求してください。」
などと、読者に求める行動を明確に書き、考えずにそれを実行できるようにサポートしてあげることで、「動かない」の壁をクリアすることができるんです。
お客様は、考えたくない(Not Think)
今までの3つのNOTに加えて、もうひとつのNOTがあります。それは、「お客様は、考えたくない」というものです。あなたの記事を読みながら、いちいち考えたくないという心理です。ひとつの単語が分からなかったとして、その単語を調べて、納得して・・・というプロセスは踏みたくないのです。
「考える」という行動は負荷が高いので、なるべく考えずに読みたいという欲求があります。
ですから、簡単に分かるような言葉を使い、丁寧に解説をする必要があります 。
例えば、「SEOが大事」と書いたとしても、読者がこの言葉を知らず、「SEO??なんだそれ?」という状態になると、もう続きは読まれないのです。このような、専門用語を使うときなどは、知らない人が読んだとしても大丈夫なようにします。
例えば、「SEO(検索エンジン最適化)」と注釈をつけたり、「SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジンがより上位表示しやすいように工夫をすることです。検索エンジン最適化、などと呼ばれます」のように解説することで、専門用語を知らない人でもストレスなく読んでもらえるようになります。
考えさせず、疑問を抱かせずに読んで頂く工夫が必要なんです。
4.ブログの運営目的は定まっていますか??
ここまでお読みいただいているあなたならもうお気づきだと思いますが、ビジネスブログはその「目的」を明確にしておくことが必要です。どんなお客様に読んでもらって、どんな価値を提供し、どんな行動を取ってもらうのか・・・あらかじめ、その全体設計をしておく必要があります。
自社のブランディングがしたいのか、認知度を高めたいのか、見込み客を獲得したいのか、その目的によって、ブログの作り方が変わってくるからです。
もしブランディングが目的なら、読者にどういう印象を与えたいのか、そのためにはどういう見せ方が良いのかを徹底的に考える必要があります。それによって、フォントの色や背景色、使用する画像のテイストも当然変わってきます。
見込み客の獲得が目的なら、記事で有益なコンテンツを提供して、CTAを分かりやすくして見込み客がメールアドレスを登録しやすいように丁寧に案内することが必要です。
そして、目的が定まったら、それを数値化して「ブログの運営目標」を定めましょう。例えば、1ヶ月でメールアドレスを50件獲得するとか、200件のSNSシェアを獲得するなどです。
目標を数値化すれば、達成したかどうかも明確に分かり、達成率も測定できます。
達成したのであれば、そこから成功の要因を探ることができますし、未達なのであれば、どうすれば達成率をUPすることができるのかを考える契機になります。
上手くいった記事とそうでない記事に分かれているのなら、その差がどこにあるのか、どう改善すればいいのか・・・検討する材料が手に入ります。
そうやって、少しずつブログを改善していき、あなたのビジネスにつなげていけるように育てていきましょう。
おわりに
ビジネスブログの書き方テンプレートとして、3つのパート、7つの構成要素をお伝えしてきました。
「トップコピー」パートで読者の興味を引き付ける
タイトル:最重要の要素。クリックさせることに全てを意識する
リード文:提供する価値を明確に示し、ボディコピーを読ませる
「ボディコピー」パートで読者に価値を提供し、イメージさせる
小見出し:文章を構造化し、小見出しだけで記事の内容が伝わるようにする
コンテンツ:Contents is King. 良質なコンテンツを書き上げる
事例:コンテンツを補足し、よりイメージが付くような事例を用いる
「ボトムコピー」パートで簡潔にまとめ、読者の行動を促す
まとめ:記事のポイントをおさらいし、読者満足度を高める
CTA:読者にとって欲しい行動を簡単・簡潔にできるように依頼する
せっかくビジネスブログを立ち上げ、価値の高い記事を書いているのですから、もうひと工夫加えて、より読んでもらいやすく、価値を提供しやすい形でブログを書いていきましょう。
その結果、読者のうちの数%にメルマガ登録やSNSシェアなどの行動を取ってもらえるようになります。
そして、ブログの運営目標と実績を照らし合わせ、改善ポイントを探り、改善し続けていき、あなたのビジネスにつなげていきましょう。
佐藤 友康
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