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  • 成功に必要なセルフコーチングのステップとコーチのマインド
  • 成功に必要なセルフコーチングのステップとコーチのマインド

    2018/10/28
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    問題に直面した際の解決までに必要な7つのステップ

    いくら目標が明確でプロセスが正しいものであっても、それをクリアしていく過程で、必ず何らかの壁にぶつかるはずです。目標が高ければ高いほど壁にぶつかる可能性は上がり、その壁は大きく分厚いものとなるでしょう。
    しかし、そこで何か打開策を見出したり、それでもやり続けたりしなければ、目標が達成されることはありません。

    もしそのような壁にぶつかってしまった時には、どのようなことを考え実行していけばいいのかを、ここでは解説していきます。
    7つのステップを紹介するので、まずはこの通りにその問題と向き合ってみましょう。

    1.問題と現状を把握する

    まずしなければならないのは、現状の把握です。今自分はどこにいて、何が問題となっているのか、自分の目の前に立ちはだかっている壁は何なのか、こうした点について整理します。
    この現実から逃げてはいけません。現状把握と同時に、それに対しての自らの考えなども整理しておきましょう。客観的に観察してみると、より正確に現状と問題が見極められるはずです。

    2.問題へと向き合う

    直面している問題を解決すべきかどうか、加えて、解決したいと願っているのかどうかを確認しましょう。その理由も合わせて考えます。感情だけではなく、冷静に物事を判断するようにしましょう。
    意志を持っていなければ、問題を解決することはできません。問題へと向き合い、それに打ち勝つだけのメンタルやモチベーションがあるのかを確認してください。

    3.目標やゴールを再認識する

    最初に掲げた目標を改めて確認します。また、壁を乗り越え問題を解決したのち、そこには何が待っているのかについても明確にイメージしておきましょう。新たに目標やゴールを設定しても構いません。壁や問題が大きければ、そうした柔軟性も必要となってくるでしょう。
    また、壁の向こうの景色を想像することで、それがより強いモチベーションにもなるはずです。

    4.問題の原因を追求する

    直面している問題の原因を明らかにしましょう。問題そのものではなく、それが生じた元を見極めていく作業です。
    それは自分自身の考え方にあるのかもしれませんし、プロセスにあるのかもしれません。あるいは他者にあることもあれば、世の中の変化にあるケースもあるでしょう。その原因を追求し分析・整理するのです。

    5.解決策を見出す

    問題の原因が判明したら、それを取り除く方法を見出します。あるいは方針転換などをして、別のルートから目標達成へと向かえないかなど、あらゆる可能性を検討しましょう。原因によっては自らの力ではどうしようもないこともあります。その場合には柔軟に対応すべきです。

    問題解決のために自身の成長が必要であれば、そのために努力をしなければなりません。
    ・問題解決のための解決方法は何か
    ・問題解決のために習得しなければならないことは何か
    ・別の方法はないか
    ・目標達成のために必要なことは何か

    具体的に必要な対応や対策などを書き出してください。まずはこうして整理することが重要なポイントです。
    紙に書き出してアウトプットする作業は、それを行うことそのものに意義があります。非現実的な方法や、到底無理だろうと感じられる対策などでも構いません。まずは思いつくまま書き出すことで、そこから新たな解決策を発見できる場合もあるのです。

    6.問題解決のための実行計画を作成する

    問題の解決に有効とみられる対応策などを実行に移すための計画を練ります。いつから取り掛かり、いつまでに問題を解決するのかまで計画しておきましょう。

    7.モチベーションを上げる

    計画を実行に移すためには、とてつもないモチベーションが必要となります。簡単にクリアできるような問題であれば、そもそもこうしたプロセスを経る必要がありません。すぐに壁を乗り越えればいいのです。
    大きな問題に直面した時こそ、実行に移すためのモチベーションを事前に整えておきましょう。実行後に、自分にご褒美を与える形でも構いません。もし問題を解決することができれば、自分に対してプレゼントや褒めるなどのご褒美をする準備を整えておいてください。

    自分自身や他者を素直に褒められない人がしばしばいます。日本人的性格とも言えるのかもしれません。恥ずかしいと感じたり、自分を褒めるのは弱い人間のすること、つまり「自分に甘い」と解釈したりする人もいるでしょう。
    しかし、この考え方からはそろそろ脱するべきです。人が何かを成し遂げるために必要なのは、認められることやご褒美なのです。それによりモチベーションが上がり、嫌だと感じたことにも積極的にトライし、意地でも壁を乗り越えようとします。これは紛れもない事実でしょう。努力や根性のみで乗り越えることは、そろそろ古い考え方であると認識しなければいけません。

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    「誰でもポテンシャルを持っており、何かを成し遂げることのできる存在である」「誰でも成果を出すことを望み、幸せになることを願っている」ということをコーチは常に意識していなければなりません。
    その上で、コーチは成果に辿り着くまで努力をし続け、時には困難を乗り越える必要も出てきます。時間もかかるでしょう、労力もかかるでしょう、それでも問題はないという覚悟を持っていなければいけないのです。

    コーチは、何よりも部下やクライアントの可能性を信じることが求められます。それはコーチングの対象者が自分自身であっても同じです。コーチが信じなければ、対象者も自分自身を信じることができません。ポテンシャルなど発揮できるはずもないでしょう。そこには成長もなければ、何の成果も生み出せないままなのです。

    スポーツに関する能力や芸術的な能力というのは、できるだけ小さい頃からそれに携わることで開花します。子供の頃から正しい教育を受けることが何よりも重要です。もちろん、そのスポーツや芸術活動などに興味を持たせ「楽しい」と思わせることも欠かせません。もしそれができれば、子供たちは成長するにつれて潜在能力を遺憾なく発揮させることができるでしょう。

    ゴルフで世界中を魅了したタイガー・ウッズは、1歳ですでにコースに出てゴルフを楽しんでいたそうです。数字が数えられない年齢であるにもかかわらず、パー5やパー3などの違いを理解し、一緒にコースに出ていた父親のスコアもタイガー自身がつけていたとのこと。
    タイガーを育てたのは、紛れもなくこの父親です。日本のスポーツ教育のような暴力や厳しい指導が伴うものではなく、いかにゴルフを楽しめるかに重点を置いたと言われています。タイガーが疑問に思うことがあれば丁寧に答え、しかしタイガー自身が自分の頭で考え解決するよう促し成長させたそうです。
    教え込むティーチングではなく、コーチングを重視した教育と言えるでしょう。

    これは何もスポーツや芸術に限った話ではありません。
    大学を卒業し、社会へと出た若者たちは、新しく入った企業で何を思うでしょうか。楽しいと感じる人は限りなく少ないはずです。多くの若者は、社会に期待していたワクワク感と現実のギャップを感じていることでしょう。
    また、入社から数年間の間に構築される上司との関係は、その若者たちの成長に大きな影響を与えるとも言われています。つまり、上司次第で社会人としての意識や成し遂げられることなどが決定してしまうのです。

    若者に必要なことは、ティーチングではなくコーチングです。それには、上司が部下に対して抱くべき信頼や期待も含まれます。
    もしそれを理解していない上司のいる企業へと就職してしまったら、その若者たちはいつまでもポテンシャルを発揮できないままでしょう。

    もちろんこれは、子育てにも当てはまることです。
    子供は一人で生きていくことなどできません。しかし、親がすべきことは日に日に減っていきます。子供は日に日に成長していくからです。親は全てをしてあげる立場から早々にコーチングへと切り替えるべきでしょう。
    子供のことを理解し、ポテンシャルが開花されるような接し方を意識し心がけなければ、子供が本当の意味で自立することはできません。

    子供たちや若者たちにとって、コーチとの出会いが人生を左右します。早い段階で優秀なコーチと出会えれば、ポテンシャルの開花も早くなるでしょう。優秀なコーチと出会えなければ、いくら才能があっても成功することはないでしょう。
    子供は親を選べませんし、若者は上司を選びにくい状況にあることは確かです。だからこそ、コーチの立場となるべき親や上司が子供や若者を信じ、対象者の可能性を広げてあげなければいけません。そのためにコーチングを積極的に取り入れ、実践していく必要があるのです。

    もう一つ重要なことは、コーチングを受けるのに遅いことはないという点です。早い方が良いことには変わりありませんが、例え遅れてしまったとしても、コーチングを受けないよりはマシです。
    子を持つ親や部下を持つ上司であれば、今からでもコーチングを積極的に取り入れ、子供や部下と接してあげるべきでしょう。生きている以上、可能性はゼロとはなりません。今すぐ始めるべきです。

    そして、コーチとして誰かのポテンシャルを開花させたいと考え、できるだけ多くの人を幸せにしたいと願うのであれば、まずはセルフコーチングを試みるべきです。自分自身を成長させることで、それが必ず誰かの役に立ちます。
    現在の周りの人との関係も、新たに作り直すことができるはずです。自らの意識が変わり能力を伸ばせば、一緒にいる人の意識や能力も変えることができるでしょう。そのためには、自分がまず変わらなければいけません。

    積極的に動き出しましょう。待っていても、その才能が開花することはないのですから。目標達成も成果も、全ては自分で動いて手に入れるものです。今すぐにできることは限られているかもしれませんが、だからこそ、そのことから始めるのです。何かを始めれば、次にすべきことも自然と見えてくるでしょう。
    コーチングは誰かのために行うものではありますが、自分自身もコーチングの対象とすべきです。それが認識・実行できた時には、コーチとして成長することができるはずです。

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