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  • 3分で理解する『コーチング・フロー』を構成する5つの要素
  • 3分で理解する『コーチング・フロー』を構成する5つの要素

    2018/12/03
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    コーチングを提供しているあなたに質問です。

    コーチング・セッションにおける、『コーチの役割』とは、一体何でしょうか??

    • 質問して考えを引き出すこと?
    • 傾聴して、相手に気持ちよく話させること?
    • リクエストして、行動を強烈に促すこと??

    どれも正解ですが、これらはどれも断片的で、不十分です。コーチはただ傾聴すればいいわけでもなく、闇雲に質問すればいいというものでもありません。

    コーチの役割は、『クライアントをゴール達成に向かわせること』です。視点が足りなければ、視点を広げる質問をしますし、行動に迷いがあるようならリクエストして強烈に促します。

    ゴールに向かわせるために、有効なアプローチを体系立ててまとめたものが、コーチング・フローです。この『型』に沿って対話をコントロールしていくことが、コーチに求められている役割なのです。

    この記事では、もう一度きちんとコーチングを学びたい方に向けて、3分で理解が深まるように、コーチング・フローについてをお伝えしていきます。

    何故、コーチング・フローが大切なのか?

    コーチングは、クライアントのゴール達成を目的としています。主体者はクライアントですが、残念ながらクライアントは効果的な対話のプロではありません。

    コーチがフローに基づいて対話をコントロールすることで、クライアントのモチベーションを高めたり、選択肢を洗い出したり、行動をコミットしたり・・・ゴール達成へ向けた行動を促すことができるのです。

    コーチングの流れを構成する5つの要素とは

    コーチング・フローは、5つのステップで構成されます。

    •  ステップ1. 現状を把握し明確にする
    •  ステップ2. 理想の状況をイメージし明確にする
    •  ステップ3. 現状と理想の状況の違いとギャップを明らかにし、その原因を見出す
    •  ステップ4. 行動プランを策定する
    •  ステップ5. フォロー&振り返り

    ひとつずつ、見ていきましょう。

     ステップ1.

    理想の状況をイメージし明確にする

    ステップ1とステップ2では、現状と理想の状況をできるだけ詳細にイメージさせることが重要です。現状や理想の状況を正確に把握するためには、あらゆる着眼点から状況を見極めていかなければいけません。

    例えば、理想だったら・・・

    • 年商(年収)をどれぐらいにしたいか?
    • どんな仕事をしたいか?
    • どんな人と仕事をしたいか?
    • どんなプライベートを過ごしたいか?
    • どうなったら幸せか?

    などを、クライアントが明確に考えられるようにしていきます。抜けている視点があれば、それを考えさせるような質問をするのも効果的なアプローチです。

    また、答えが出てきてもすぐに次に行かずに、『他には?』と聞いて考えを広げたり、『例えば?』『具体的には?』と聞いて考えを深めたりすることも、有効です。

    ステップ2.現状を把握し明確にする

    そして、現状も見ていきます。

    • 年商(年収)はどれぐらいか?
    • どんな仕事をしているか?
    • どんな人と仕事をしているか?
    • どんなプライベートを過ごているか?
    • 今、どれぐらい幸せか?

    こうしたことを、クライアント自身が目を向けてじっくり考え、客観的に現状を把握・明確化していきます。

    仕事や会社、クライアント自身・・・課題は必ず見つかるはずです。

    どのぐらい適切に目標が設定されていると感じているでしょうか。チームワークやリーダーシップに関してはどうでしょうか。そもそも、仕事はクライアント自身に合っているのでしょうか。

    こうしたことを洗い出していくことで、それぞれのクライアントの個々の立場や成果、やりがいや結果といったものも、次第に明らかになっていくはずです。もしかしたら、新たな発見もあるかもしれませんし、新たな自分とも出会えるかもしれません。

    最初の理想と現状を明確にするステップが土台にすることが、コーチングの第一歩なのです。

    理想・現状をどちらを先にしても構いません。クライアントは、話しているうちに考えがまとまっていくので、話しやすい方・考えやすい方から取り組むのが良いでしょう。

     ステップ3. 現状と理想の状況の違いとギャップを明らかにし、その原因を見出す

    ステップ1とステップ2には、少なからず差があります。そのギャップを明らかにして、それを埋める手段を探していきます。

    • いつまでに、どんな状態にしたいのか?
    • どんな状態になれば、『達成した』と言えるのか?
    • ギャップを埋めるには、どんな手段が考えられるのか?
    • なぜ、それをやることが効果的なのか?
    • 誰の力・知恵を借りるのが効果的なのか?
    • どんなステップで取り組むのが効果的なのか?
    • 最重要なのは、何か?

    そんなことを明確にしていくのが、ギャップを埋めるポイントです。ここでは特に、アイディアの数も大事な要素。クライアントは選択肢が見えないと、息苦しさを感じます。

    ゴールに向かう手段に正解はありません。また、答えは1つだけではありません。

    手段は無限大。クライアントの納得度の高い手段を探していくことが、このステップに求められていることです。

     ステップ4. 行動プランを策定する

    それを、具体的な行動のプランに落とし込みます。

    • いつ、何に取り組むのか?
    • まず最初に、何をやるのか?
    • どうなったら『完了した』と言えるのか?
    • 完了したら、どう確認できるのか?
    • 完了したときの報告手段を確認する

    ポイントは、クライアントが行動のイメージを具体的に持てるかどうかです。いざ行動する段になって、迷いが生じないように、具体的になっているか。そこが行動の結果を変えます。

    例えば、期限を決めるのも良いですが、「12月末までに」では、具体的に行動するタイミングに迷います。迷わせないために工夫するならば、『12月20日の9時から12時に、時間を確保する』ように、具体的な時間を確保することも、行動のコミットを高めるコツです。

    また、行動の『先』を考えさせるのもひとつのコツ。『終わったらコーチに報告する』のように約束すれば、コミット力も上がるのです。

     ステップ5. フォロー&振り返り

    コーチの役割は、クライアントを行動させて成功させること。ですから、立てた行動計画に対して、適宜フォローを入れるのも、コーチの役割のひとつです。メールや電話など、セッション外でのフォローを行うのも良いでしょう。

    また、行動はやりっぱなしではなく「そこから何を学んだか」がとても大事。クライアントの成長に繋がりますから、行動に対する振り返りを促すのもコーチの仕事です。定期的なコーチングセッションでは、「前回のセッションから、どんな気づきや発見があったか」を問いかけ、クライアントに振り返りによって内省を促しもします。

    • 前回から今日までに、どんなことを学んだか?
    • その行動の結果から気づいたことは?
    • その気づきを次にどう活かしたい?
    • もう一度同じことができるなら、どこを工夫したい?

    ただの一度の行動で終わらせては勿体無いです。必ず、クライアント自身への成長へとつなげていきましょう。

    終わりに

    冒頭でもお伝えしたように、コーチの役割は、『クライアントをゴール達成に向かわせること』です。全てをその一点に集中させて、今、クライアントに足りていない視点や、強化すべきところを後押しするのがコーチの仕事です。

    コーチング・フローは基本的かつ重要なプロセスです。コーチング・フローを活用することで、クライアントが自身のゴールに向かえるような気づきを多く感じ取れるように、セッションを組み立てていきましょう。

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    この記事を書いた人
    佐藤 友康
    佐藤 友康

    マーケティングコーチ

    千葉大学工学部卒業後、IT企業にて10年間、商社向けの基幹システムの運用/保守・改善業務に携わる。
    2012年にコーチングを学び始め、2014年よりコーチとしての活動を開始、2017年に独立し、個人事業主・起業家の売上UP・web集客などを支援する。
    コンラボには2016年よりライターとして、2018年より社内コーチとして参画。
    著書に「習慣化を成功させる本」「自分と可能性を育てるチャレンジの習慣」がある。

    趣味の将棋はアマ三段&将棋普及指導員。

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