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  • 目標設定やそこへと向かう原動力にすべき思考とは
  • 目標設定やそこへと向かう原動力にすべき思考とは

    2018/10/26
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    目標を立てることは、何かを成し遂げるために欠かせない行為です。しかし同時に、目標があるということは成果を欲しており、それが手に入れられていない状況を表しています。仕事に限らず、ダイエットや恋愛などにもこれは言えることでしょう。

    注目したいのは、その目標を立てるという行為が、何を原動力としているのかです。
    もし現在の自分を「ダメな存在である」と評し、その状況から脱するために何かに取り組もうとしているのであれば、少々考え方を改める必要が出てくるかもしれません。
    「現在、自分はダメな存在だから、新たな目標を立てそれに向かう」という動機及び行為は一見正しそうに感じます。しかし、それでは常に頭の中に“ダメな自分”が存在することになってしまいます。これは非常にネガティブな思考に陥ってしまっている状態です。
    これではどんなに努力をしても、目標達成や成果を挙げることが難しくなってしまうでしょう。

    営業職に就いている人の思考を例に考えてみます。
    成績の良い営業マンは、例え商品が売れなくても「次の営業で売れるかもしれない」と考えます。逆に成績を残せない営業マンは、商品が売れないことに対して「無理だ、自分ではこの商品を売ることはできない」という思考に陥ります。
    どちらも商品が売れていないにもかかわらず、両者には大きな違いがあることがわかるはずです。
    成績の良い営業マンは、成果や自分自身に対して期待をしています。成績の悪い営業マンは、すでに諦めている状態です。この違いが営業活動にも影響を与え、結果的に成果の差を生み出す原因となるのです。

    話を戻しましょう。では、何か具体的な目標を立てた時、考えなければならないのは一体何なのでしょうか。それは、その目標に到達している自分自身です。ダイエットであれば、目標の体重や理想の体型を手に入れている自分です。仕事であれば、プロジェクトを成功させ多くの報酬を受け取っている自分です。
    こうした成功した姿を思い浮かべることを習慣化しましょう。これにより“ダメな自分”を頭の中から消し去ることができます。思考はポジティブなものとなり、行動へ移しやすくなるはずです。

    ダイエットや仕事の例を出しましたが、これは何にでも当てはまります。
    例えば、来月に自宅に友人を招き入れてパーティーを開催するという計画を立てたとしましょう。そのためにインテリアなどを工夫し、自宅を楽しい空間にすると目標を立てます。その楽しい空間になった家の中や、そこで楽しむ友人などの姿を、リアルな雰囲気とともに思い描きます。詳しければ詳しいほど、ポジティブな感情を生み出しやすくなるでしょう。

    このイメージやそこから生まれる感情が、行動の原動力となります。というよりも、それこそ目標達成のための原動力とすべきなのです。
    時には思い通りに物事が進まない場面も出てくるでしょう。その度に考えるべきことは、ダメな自分の姿ではありません。成功している自分、夢を叶えている自分、目標を達成している自分です。
    理想の結果をイメージすることで、視野も広がります。脳がリラックスし、やる気を呼び起こすこともできるでしょう。視点が外向きへと変化し、これまで気が付かなかったことにも目が向くようになるはずです。

    このメンタルや思考を作ることができたら、あとは目標までのプロセスを確実にこなしていくことに集中してください。実行に移すことができれば、自ずと目標や夢へと近づくことができるはずです。

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    この記事を書いた人
    コーチングラボ編集部

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