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  • 質問のスキルを活用するために

    2018/10/06
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    質問の方法はたくさんあります。「YES」「NO」で答えさせたり、自由に回答を述べさせたり、さまざまな質問を効果的に織り交ぜると、部下の本当の思いを引き出すことができます。そんな質問の方法を生かすためには、いくつか心掛けておきたいことがあります。

    まず、答えやすい質問から始めるということ。コーチングは一方通行のコミュニケーションではなく、双方向の会話で成り立つものです。ですからいきなり答えづらい質問をして部下を黙らせてしまっては意味がありません。

    もちろん、どんな質問が答えやすいかは、人それぞれです。普段から部下のことをしっかり観察しておかなければ、答えやすい質問はできないでしょう。最初の質問というのは、会話の雰囲気作りや信頼関係の構築に大きな影響をもたらします。相手によっては仕事以外の話から入るのもアリです。

    また、質問は短くまとめるというのもポイントです。だらだらと回りくどい説明をしてしまうと会話が散漫になってしまい、「結局何を聞かれたのか」がわからなくなってしまいます。上司としては「あれもこれも聞きたい」と思ってしまうかもしれませんが、ひとつひとつの質問は短く、核心をついたものにしましょう。

    そして、語気にも注意してください。同じ質問でも、ゆっくり問いかけるのと大声で畳み掛けるように聞くのとでは、受ける印象が大きく異なります。声のトーンやイントネーション次第では、部下の答えを引き出せなくなってしまうこともあります。一緒に進んでいくような気持ちで、優しく、そして頼れる話し方をしてください。

    人は大人になっていくうちに、質問が下手になっていく生き物です。子どもの頃は何か気になることがあれば「なんで?」「どうして?」と素直に問いかけられていたはずですが、大人になるにつれプライドや他人の目線が邪魔をして、質問ができなくなってしまうのです。

    ですが、それではうまく部下の言葉を引き出すことはできません。コーチングを行うのであれば、ある意味童心にかえるような気持ちで「それってどういうことなの?」「どんな気分だった?」などと無邪気に質問を発せられるようになりましょう。

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    コーチングラボ編集部

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