法律違反してませんか?

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(株)コンサルタントラボラトリーの山田です^^

私は以前の会社でもコピーライターをしていたのですが、メルマガを配信した時にあるものを書き忘れて、先輩からめちゃくちゃ怒られたことがありました。

「これ書かないと法律違反だから!」

あなたは何か分かりますか・・・?

それは“署名”です。メルマガの末尾にある情報ですね。

メルマガを配信する時には、『特定電子メール法』という法律があり、それを遵守しないといけません。でも、実は以外とこの法律を知らないままでメルマガを配信している人って多いんですよね。

ですので今日は、『特定電子メール法』に違反しないメルマガの配信方法をお伝えしますね。

特定電子メール法とは何か?

正式名称は「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」です。「特定電子メール法」または「迷惑メール防止法」とも呼ばれます。

一時期、迷惑メールやスパムがものすごく届いた時代がありましたよね・・・。それを規制するために、2002年に施行されました。

★資料:
特定電子メールの送信等に関するガイドライン
⇒ https://goo.gl/UFQQQx

どのメールが規制対象か?

特定電子メール法は、通常のやりとりのメールには適用されません。「広告又は宣伝を行うための手段として」のメールが規制対象です。

例えば、商品の告知や販売をするメールはこの規制対象です。さらに、ウェブへの誘導や会員登録をするようなメールも含まれます。つまり、簡単に言ってしまうと、「ビジネス目的のメルマガ」はすべて規制対象です。

罰則は厳しいです・・・

この法律に違反すると、最悪の場合「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金(法人は3000万円以下の罰金)」が課せられることもあります。

このような罰則だけでなく、送られる側に「迷惑!スパムだ!」とメーラーに通報されてしまえば、メルマガが届かなくなるということは十分ありえます。

※余談ですが、情報商材販売のような煽り系のメールを送っていると、メーラー側に迷惑メール認定されてメールが届かなくなります。メルマガを書く時は気をつけてくださいね^^;

特定電子メール法に違反しないためにすること

では、法律違反しないための正しいメルマガ配信の方法をお伝えしますね。

1.オプトインの取得

“オプトイン”とは、メールの受信者に対して、「メールを送りますね」と、送信者側が許可をとることです。それで、この許可には、メールアドレスを登録してもらう時と、実際にメールを送る時の2回必要です。

例えば、ランディングページには「メールを送られることに同意した」ことが受信者側に分かるような記述が必要です。

よく登録フォームで見かけるのが「案内を送る/送らない」という選択式になっているものですね。

そして、メールを送る際にも、「○○でご登録して頂いた方にこのメールをお送りしています」という一文を冒頭につけてください。

これがあると「勝手にメール送ってくるな!」というクレームもなくなります。

2.解除URLと送信元の明確化

メールを送る時には、オプトアウト(メールの解除)について必ず記載する必要があります。つまり、メルマガの解除URLは必ずつけなければいけません。

そして、送信元の明確化です。メールを送る時には、以下の情報の記載が必須です。

———————-
「送信責任者名」
「会社名」 ※会社の場合
「住所」
「電話番号」
「メールアドレス」
「解除URL」
———————-

個人情報を書くのに抵抗があって住所を記載していない人もいますが、法律違反になるので必ず書いてくださいね。自宅住所を書くのが嫌な方は、レンタルオフィスを借りてその住所を書くといいですね。

月数千円から借りられますので調べてみてください。

そして、住所などの情報は署名に直接書かなくても、サイトなどに記載して、URLを貼っても問題ありません。

弊社もそのようにしています。
⇒ http://con-labo.jp/tokusyo/

・ ・ ・ ・

長くなりましたが、以上が、特定電子メール法に違反しないメルマガの配信方法です。

あなたが法律違反をしないということも大切ですが、この法律を守ることは、送る相手への思いやりでもあるということを忘れないでくださいね。

あなたもいきなり知らない人からメールがきたら嫌だと思います^^;

メールを受け取る相手があなたのことを信頼してくれるように、細かなところまで気をつけてみてくださいね^^

それでは!

(株)コンサルタントラボラトリー
山田 知佐枝

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